猫の殺処分ゼロ
ネコリパ東京シェルター存続の危機!都内に中古一軒家を購入改装し猫助けを加速したい




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2025/10/8 08:30
30万円t達成!残り1590万円!被災地でレスキューしたパン吉のお話

※こちらの活動報告は前回の達成したクラファンページにUPしています。
このページからプロジェクトページに飛ぶと達成しているように見えますがそれは過去のプロジェクトページです。
現在のクラファンプロジェクトは、
緊急大改装!ちびびの森 保護猫シェルターをより命と向き合う場所にアップグレード
となります。
前回ご支援いただいた皆様へ。
新しいネコリパのクラファンプロジェクト、630万円を達成しました!!
残り24日となり
少しずつ、少しずつゴールに近づいてきています。2222万円まであと、1590万円!
引き続き応援お願いします!
今日の活動報告は、能登半島地震の被災地からレスキューしたパン吉のお話を、ネコリパのちびびの森シェルターのボランティアさんが綴ってくれました。
誰もいなくなった集落でごはんを求めて彷徨っていたパン吉さん。
近所の人にヒアリングしても、うちの子じゃない、連れて行ってくれ、、と言われ、このままでは餌にありつけず、餓死してしまうかも、、ということで捕獲をすることになったのです。
パン吉は、実は、わたくし、首相あさかが、レスキューのときに、素手で捕獲した子でした。なかなか捕獲器に入らないけど、近寄ってきてくれる。そして食いしん坊の様子で、チュールを差し出すと本当に近くまでやってくるので、これは、素手でいける!と判断し、チュールをなめさせながら、首根っこをガシッとつかみ、そのまま、キャリーへインさせてもらった子です。
パン吉を素手で捕獲したときの写真。
↓
そんなパン吉、、命名権で、パン吉と命名いただきましたが、保護当初から腎臓が悪く、ちびびの森で毎日の補液をしながら過ごしていました。
そのパン吉についてのお話、、ボランティアさんのパン吉への想いが溢れ出てくるお話です。ぜひお読みください。
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ぱん吉について思いのたけをつづってみようと思います。
ぱん吉君は2025年9月2日に虹の橋へと旅立っています。
ぱん吉君はちびびの森のりんご部屋で過ごしていました。
ぱん吉君にはひとつ困った癖があり、それは脱走癖でした。
りんご部屋の掃除などの作業をしていると、物音ひとつもたてず
そっと引き戸を開けて台所の方に悠々と歩いていくのです。
ぱん吉君の脱走癖はネコリパの中では知らない者はいないほど
有名なので、掃除などりんご部屋で作業をする際は皆、
ぱん吉君の脱走を警戒しながら作業をしています。
しかし、ぱん吉君は卓越した慧眼(けいがん)の持ち主で
少し仕事で視線を逸らした隙に、わずか数秒で引き戸を開けて脱走します。
そこで、引き戸の前に開き戸の柵を設置して開き戸の上にゴムを付けて簡易鍵にしたり、
引き戸の隙間に物を挟んで引き戸が簡単に開かない様にしたりして
脱走できないように工夫をしていたのですが、そのたびにぱん吉君は
手や顔を巧みに使ってうまい具合にその工夫をかいくぐり脱走を繰り返していて
私たちも半ばあきらめながら脱走を警戒する日々を過ごしていました。
しかし今回の改装で引き戸の上のほうに両側から開閉できる鍵をつけてもらうことができました。
ついにぱん吉君の脱走を完全に防御できるようになったのです。
それからというもの鍵の開閉で脱走もなく平穏な日々を送っていたのですが、
その日は突然訪れました。
普段のぱん吉君は扉の前に寝ながら扉が開くのを待っているか、部屋の毛布の上でくつろいで寝ているかのどちらかですが、
ある日りんご部屋に入るとぱん吉君が部屋の隅のほうに隠れるかのように引きこもっていました。
大好きなご飯を持っていっても食べようとしません。
急いでぱん吉君を病院に連れて行きましたが、腎臓病の悪化が原因と診断されました。
ぱん吉君は保護した時から腎臓病でした。
腎臓は損傷を受けたところは元には戻らず、病気の進行を遅らせることを目的とした食事療法や薬物療法が治療方法になり、私たちもずっとそうしてきました。
前日までは元気にご飯も食べて何も問題無いように見えたのですが、ついにその日がやってきてしまったのです。
引きこもってから数日後、ぱん吉君はスタッフさんの腕の中に抱きかかえられながら静かに息を引き取りました。
スタッフさんは「いつも後でね。と言ってなかなか抱っこできなかったけど最期に抱いてあげることができた」と言って涙しています。
今でもりんご部屋の鍵を開閉するたびにぱん吉君のことを思い出します。
そして思い出すたびに心の中で「本当はぱん吉君が元気な時に抱っこしてあげたかった」と後悔の念に苛(さいな)まれます。
これは今回の改装で改善したい大きな課題のひとつです。
何事も無い日がいかに幸せなことか。
そして猫達が甘えてくれる何気ない瞬間がどれほどかけがいのない時間であるか。
今回の改装が完成すれば猫たちの住み心地は改善します。
そして私たちは、仕事が効率化され「いつも後でね」が「抱っこさせてね」に変わるようにしたいです。
それは数分かもしれない、もしかしたら「いつも」ではなく「たまに」なのかもしれない。
それでも今よりもっと命の重さに向き合うために今回のプロジェクトに願いを託しています。
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パン吉は、もしかしたら、私達がレスキューしていなかったら、もうこの世にいなかったかもしれません。。。
餓死していたかもしれない、、、腎臓の数値が悪くてすぐに行き倒れてしまっていたかもしれない。
パン吉をあの日、あの時レスキューして本当によかったと思っています。パン吉と出会えたこと、パン吉がちびびの森で過ごしてくれたこと、お膝の上で甘えてくれたこと、脱走しまくっても平気な顔をしていたこと、パン吉の愛おしいかわいいお顔。被災地での出会いから、虹の橋を渡るその瞬間まで、たくさんの愛をパン吉は私達にあたえてくれたんだって思うんです。
現場で、いつもお世話をしているスタッフも、ボランティアさんは、猫たち全員を思う存分甘やかせてあげたいっていつも思っているんです。
でも、実際は、お掃除、投薬、補液などで、一匹、一匹にさける時間は、猫たちにとって十分じゃない気がいつもしています。
ケージの掃除はとくに時間がかかります。
でも、ケージが、個室になることで、その掃除の手間はずいぶんと軽減することができるのです。
その分、ちびびの森シェルターにいる甘えん坊の猫たちを、思う存分抱っこして、思う存分可愛がる時間にあててあげたい!
それが、猫たちにとっても、そしてスタッフ、ボランティアさんにとっても幸せの形だと思うのです。
どうか、その幸せのために、引き続き、このプロジェクトが成功できるよう、応援いただけると嬉しく思います!!
パン吉のような子たちが、最期の瞬間まで、幸せで過ごせるように、、
下記のページは過去のプロジェクトページです。
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