紛争孤児の未来
紛争孤児に希望を！紛争で家族を亡くした14歳のエキマ君に手術を受けさせたい！
田川志織
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2025/1/30 19:00
エキマ君の手術③
支援者の皆様
エキマ君の手術のためのクラファン実行者の田川志織です。
エキマ君の最後の手術であった3回目の手術が無事成功いたしましたことをご報告させていただきます。
手術について
手術は1月23日に行われその日中に無事終了したそうです。
術後の経過も順調なようで、施設長から送られてきた写真と動画では初めてエキマ君の笑顔を観ることができました。
術後すぐでまだ少し痛々しく見える部分はありますが、ぜひエキマ君のそのままの笑顔を見ていただきたく、今回はモザイクをかけず本ページ下部に写真と動画を掲載いたします。
是非エキマ君の笑顔を見てください。
今後の計画と詳細について
本来であれば必要な手術が終わりエキマ君の退院の日程を決めるところですが、現在コンゴ民東部の情勢が不安定なこともあり、退院日が未だ未定となっています。
また施設長が孤児院の子どもたちの安全確保や状況把握で忙しくしていることもあり、これまでの手術に比べてまだ手術や術後の経過について詳細まで聞けておりません。
こちらは状況が落ち着き詳細が分かり次第おってご報告させていただきたいと思います。
コンゴ民東部の現状
今回の情勢悪化はコンゴ民東部のゴマという都市が武装勢力M23占拠されたことで起こっています。
SNS上のゴマ東部の状況を映した写真や動画では街中で銃声が聞こえたり、刑務所が燃えているなどショッキングなものがみられます。
このゴマという街はエキマ君や施設長が住むブカブのすぐ近くにある街で、いつブカブまで被害が広がるか分かりません。
外務省海外安全ホープページ コンゴ民主共和国 危険・スポット・広域情報https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_103.html#ad-image-0
施設長からは孤児院の子どもたちが不安を感じながら孤児院の中で身を潜めている様子が写真で送られてきました。
もし武装勢力がブカブまで来た場合、施設長がいる孤児院、エキマ君がいる病院もどのような被害を受けるかわかりません。
過去M23の占領をとめることができたのは、国際社会がM23を支援しているルワンダに圧力をかけたためでした。
私たちができることは情報を広め国際社会として圧力をかけることしかありません。
私も毎日情報を追いながら不安を感じていますが、日本からできることを続けていきたいと思います。
最後に
コンゴ民東部の厳しい状況についても書きましたが、この報告書はエキマ君のすべての手術が無事成功したという嬉しい報告として終わりたいと思います。
武装勢力に突然家族を殺され、自身もやけどを負い、心にも体にも傷を負った14歳の男の子エキマ君の痛みをとり、人生を変えることができたのは、ご支援くださった75名の皆様のおかげに他なりません。
このご支援がなければもしかしたらエキマ君は痛みに耐えながら一人で亡くなっていたかもしれません。
家族を失い生活できず武装勢力に入り武器を持って戦う少年兵になっていたかもしれません。
こうした未来を断ち切り、エキマ君が笑えるまで回復できたのは皆様のおかげです。
何度お伝えしても足りませんが、本当に本当にありがとうございました。
手術の報告はこれで最後になりますが、今後もエキマ君の回復などについてのご報告は継続させていただきます。
直接は会えなくても、遠く離れた日本とコンゴでこうしてつながりができたこと、本当にうれしく思います。
この度はエキマ君のためにご支援いただき本当に本当にありがとうございました。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
写真・動画
(エキマ君と一緒に写っているのは施設長です)
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