ルワンダ貧困改善
ルワンダのシングルマザー20世帯にお腹いっぱい食べられる生活を!
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ルワンダ農村部の収入は?食事内容は?
2024/12/13 22:23
支援対象の世帯では、どのくらいの収入を得て、どんな食事をしているのでしょうか。
事前調査(2024年11月10日)の詳細をお伝えしたいと思います。
収入がない
お話を聞いた3名のお母さんたち(フェーザさん57歳、ベアトリスさん65歳、ジュリアニさん70歳)は全員無職。その子どもたちもほぼ無職か、日雇いで小銭を稼げる程度。
ムシャでもっとも一般的な日雇い労働は、他の人が所有する畑を耕すのを手伝う仕事。朝6〜12時まで働いて、もらえる日当は150円前後(1,000~1,500ルワンダ・フラン)。月に10日働けば1500円程度、20日で3000円程度となります。
ほかにお母さんたちの大きな支えになっているのは、FARG(ファルジェ/The Genocide Survivors Support and Assistance Fund)という準政府組織から虐殺生存者への支援金。
すべての生存者がもらえるわけではないのですが、65歳のベアトリスさんと70歳のジュリアニさんは支援金ファルジェから月に約1200円(11,000ルワンダ・フラン)を受け取っており、これが唯一の安定した収入源となっています。
つまり、ファルジェの1200円がベースとなり、プラスアルファで日雇いの仕事をしたとすると、月の収入は2000~3000円と考えられます。
食事の質と量が足りない
生きていくためにもっとも重要な食事は、質も量も足りていません。たとえばベアトリスさんの家では1日に0〜1回。1日1食も食べられない日もあるのです。
7人世帯で毎月買っているのはウガリ*の粉10kgで約560円(5000ルワンダ・フラン)と、豆約170円(1500ルワンダ・フラン)。これで支援金ファルジェの約6割を使ってしまいます。
*キャッサバやトウモロコシの粉をお湯で練っておもちのようにした主食のひとつ
ウガリとキャベツの炒め物
安くてお腹を満たせるものが中心となり、栄養素に大きな偏りが。
先日は近所で米2kgを2回買って約615円(5500ルワンダ・フラン)をツケ払いにしたそうです。お店も彼女が毎月ファルジェからお金をもらっているのを知っているから待ってくれるとのこと。
畑があれば家庭によって豆やキャッサバ、トウモロコシ、アボカド、食用バナナ(フルーツのバナナと違って、甘くなく芋のようにして食べる主食のひとつ)などが採れますが、年中収穫できるわけではありません。
養育費の重い負担
さらに重くのしかかるのが養育費です。
ルワンダでは日本とおなじく小中学校が義務教育で無償ですが、学費以外にも学校に通わせるための出費がいろいろと必要です。
保育園と小学校は1学期あたり約110円(1000ルワンダ・フラン)と、そこまでの負担ではありません。しかし、一気に負担が増えるのがセカンダリースクール(中等学校=中学と高校)。
ベアトリスさんの孫が通うセカンダリーでは、中学1年で1学期あたり約2200円(19,500ルワンダ・フラン)。ファルジェでもらえる2ヶ月分のお金がこれで吹き飛んでしまいます。
フェーザさんには中学1年の孫と、高校2年の子どもがおり、中1で1学期あたり約3300円(30,000ルワンダ・フラン)、高2でなんと1学期あたり約17,000円(150,000ルワンダ・フラン)がかかっています。
これらは一気に払える額ではないため、ベアトリスさんもフェーザさんも学校に待ってもらいながらすこしずつ払っているそうです。
しかしいつまでも待ってもらえるわけではないため、その期日と子どもや孫の将来を考えながら過ごす日々は決して心中穏やかではありません。
小さな寄付で大きなインパクト
調査をしてみて、あらためて気付いたこと。
それはわたしたちにとっての数千円とムシャの人たちにとっての数千円は、重みがまったく違うということ。
前述のとおり、2000円でひと家族ひと月分の食費になり、3400円で中学生ひとりが1学期学校に通う養育費になるのです。
日々の食事の心配をしながら、子どもたちを学校に通わせられなくなる責任を感じ続ける毎日は、どれだけ心細いことでしょうか。
その気持ちを100%理解することは難しいですが、お宅にお邪魔して、雨漏りした水滴が首筋に落ちるのを感じながら対面でお話を聞いたことで、この現状をなんとかしたいという気持ちになりました。
しかし自分たちだけの力で解決することは難しい。
だからこそ、このクラウドファンディングを立ち上げました。ぜひあなたのお力を貸していただけませんか?
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