the Earth
極夜アラスカで地球2周分のタイムラプスを撮り、地球をあらためて感じてもらいたい!
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アラスカより帰国して
2025/1/4 08:53
約半月の極夜アラスカ滞在の後、今までと変わったことがひとつあります。それは朝起きると空が明るくて、そのことがとても嬉しく感じるようになったことです。私は太陽の光を浴びるだけで嬉しいんだ、と気づくことができ、自分にとっての嬉しいことの量が一気に増えたような気持ちです。
アラスカの人々は、冬至の日を心待ちにしていると大史くんから聞きました。冬至が過ぎると少しずつ陽が長くなるので、嬉しくてお祝いをするそうです。私も短い滞在ではありましたが、アラスカの人々が太陽を待ち望む気持ちが少しだけ分かりました。
極夜での撮影行は、撮影の知識のない私にとっては初めてのことばかりで、二人の仕事を邪魔しないようにとは思っていたものの、行動しているとすっかり忘れて、よくNGを出していました。
撮影行に同行してよかったことといえば、大史くんとたーちんの仕事ぶりを見れたことに尽きます。撮影のために来たのだから当然、と二人は言うものの、極寒の強風の中、重たい荷物を背負い、時に細かい作業のために手袋を取り、夜中に何度も機材の確認をしながら映像を撮り続けることは、なかなか出来ることではないと思いました。
私自身はといえば『地球を感じること』というテーマに関しては、自分なりに体感することが出来たと思っています。アラスカという地域はとても広大で、山の上に上がると地球の大きさというか宇宙を感じるというか、透明で広々とした気持ちになります。おそらくその感覚は、冬のアラスカという雪に覆われた、太陽の昇りきらないシンプルな空間だからこそ、より強く感じるものなのだと思いました。
それから極夜で暗くて寒かったので、私は長い時間を睡眠に費やしていました。きっと電気のない時代、人は他の昼行性の動物たちみたいに、たくさん寝ていたのではないかと思います。二人には「よく寝るねー」と呆れられるというか、驚かれていましたが、日本に帰ってきてからの私は、まるで冬眠明けのクマのように嬉しくて、太陽の下をピョンピョンと飛び跳ねています。
帰国して遠征の片付けを終えると、すぐにお正月がきて、バタバタと慌ただしく時間が過ぎていきますが、記憶が体から消えてしまう前に少しずつと思い、絵を起こし始めました。また制作過程なども活動報告に上げていきたいと思います。皆さんの応援と応援メッセージが心に沁みました。ありがとうございました。
やまとけいこ 記
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