the Earth
極夜アラスカで地球2周分のタイムラプスを撮り、地球をあらためて感じてもらいたい!




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2025/1/20 15:38
極夜手ぬぐいデザイン

帰国後はクラウドファウンディング返礼品の極夜手ぬぐいデザインをあれこれ考えながら過ごした。
オーロラとタイムラプスを表現したいと思ってエスキースを何枚も描き、大まかな構図を決めてはみたものの、実際の原寸サイズで絵を描いてみると、なんだかデザインがつまらない。これではダメだ。何かもっとほかの要素が欲しいと考えたときに、アラスカでいつも北の空に見えていた北斗七星を思い出した。
北斗七星は確か大熊座。北極圏で大熊と言ったらやはりホッキョクグマだろう。そう思って空に輝くホッキョクグマを浮かべた。あ、北極星は小熊座か。そして星座版を眺めると、なんと大熊座の隣にやまねこ座が。あら、素敵。嬉しくなってホッキョクグマの隣にオオヤマネコも描き加えた。
さて、構図は決まったけれど、配色はどうしよう。アラスカでは雪のおかげで様々な要素が白に塗り潰され、相対的に空や雪の広大なグラデーションに目がいった。手ぬぐいの配色も単色ではなく、オーロラのイエローからグリーン、極夜のブルーと、グラデーションにしたい。
手ぬぐいを染めるには何種類か方法があるが、正確なグラデーションを出すにはプリントが一番だ。しかしプリントは布の上にインクを乗せるので、片面のみで裏側が白くなるし、プリント地のゴワつきや吸水性が低くなることから、私は注染と呼ばれる昔ながらの職人の手作業による本染めがしたかった。こちらの方法だと、両面に染料が染み込み、味わいのある柔らかな仕上がりになる。
注染でグラデーションを作ると色数も手数も増え、一枚一枚の単価は上がるが、グラデーションのデザインでお願いすることに決めた。見積もりを出してもらうと、型作りや染めの工程に時間がかかるそうで、クラウドファウンディングで最初にお知らせした3月の発送に間に合わないことが判明。いろいろと迷ったが、出来上がりを重視することにして、注染本染めの発注で進めることにした。
通常、仕上がりまで90〜100日かかるとのことで、納期が4/17になりました。クラウドファウンディングで手ぬぐいを選んで下さった皆さん、発送が4月後半になりますが、確実にお届けします。どうぞよろしくお願い致します。
やまとけいこ 記
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