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2025/6/26 14:30
【星の箱プロジェクト|ポートランド編④】ワークショップレポート DAY2

2025年6月11日(日本時間:6月12日)、KSMoCA(King School Museum of Contemporary Art)にて「Nomadic Stars Project」の2回目となるワークショップが開催されました。この日は、前回制作した星の箱を仕上げ、完成させる日。参加したのはKing Schoolの4年生、そしてKiara Hillさん(ポートランド州立大学 アートヒストリー客員助教)、Michelle Peakeさん(KSMoCA プロジェクトパートナー)。お二人も前回に引き続き、子どもたちと一緒に制作を楽しんでくださいました。
当初は6月9日に予定されていた本セッションですが、猛暑による休校の影響で急遽延期に。帰国後の開催となったため、Zoomを通じて日本とポートランドをつなぎ、遠隔で実施しました。現地では、アーティストでありポートランド州立大学MFA Art and Social Practiceプログラムの修了生でもあるMidori Yamanakaさんを中心に、子どもたちと画面越しにコミュニケーションを取りながらワークショップが行われました。
冒頭では、DAY1で「Nomadic People(遊牧民)」という言葉に馴染みがなかった子どもたちの反応を踏まえ、スライドを使って改めて「遊牧民」について紹介。かつて地図やGPSがなかった時代、人々は星を頼りに自分の居場所や進むべき方向を知っていたこと、北極星と地平線との角度から現在地を測る方法、そしてこのプロジェクトがなぜ「Nomadic Stars Project」と名付けられたのかについて話しました。
その後は、星の箱の装飾の続きを行いました。アクリル絵の具で色を塗ったり、レースやリボンなどの素材を自由に組み合わせながら、子どもたちは思い思いに箱の外側を仕上げていきました。
装飾を終えた箱には、一つひとつ「光る星(ライト)」を取り付けていきます。スイッチをONにすると箱の中に星の光が灯り、「わあ!」と歓声を上げる子も。自分で作った箱に自分だけの“星”が輝く瞬間は、子どもたちにとって忘れがたい体験となったようです。
そして最後に行ったのは、星の箱のレジストレーション。自分の名前や箱の位置を記入することで、それぞれの星が“地上の星空”の一部として正式に記録されていきました。
こうして、2回にわたるワークショップはポートランドと日本をつなぐかたちで無事完結。参加してくれた子どもたち、そして現地で支えてくださったMidoriさん、Lauraさん、Michelleさん、Kiaraさんに、心から感謝申し上げます!
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