平和を舞台で届ける
「平和」と「命」の尊さを沖縄から舞台化へ~戦後80年、対馬丸ものがたり~



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2025/5/5 08:00
\ 応援団3/ 対馬丸記念館 職員 中川みどりさん 応援メッセージ

応援団3/ 対馬丸記念館 職員 中川みどりさん 応援メッセージが届きました
あなたの命 ぐすーじさびら
中川みどりさん、対馬丸記念館に学芸員業務職員としてお勤めです。ご支援&メッセージも頂きましたありがとうございます。
対馬丸の活動でこどもたちに伝えたいこと
私は鹿児島市で生まれ育ったヤマトゥンチュです。でも、両親は与論島出身なので、ルーツは沖縄に限りなく近いことになります。とはいえ、与論島は沖縄県の島々と違って戦争の被害はさほどありませんでした。ですから私は、親や祖父母から戦争体験をほとんど聞いていません。そして7年前に那覇市に移住してきて驚いたことは、私のあまりの無知さでした。琉球処分のこと、沖縄戦のことについて、今も学んでいる途中です。それを子どもたちに正直に伝えたうえで、今の私が発信できることを全力でやろうと考えています。それはつまり、対馬丸事件の犠牲者たち(←生存者を含めて)のことを忘れないで!ということに尽きるかと思います。
絵:「2つのランドセル」 対馬丸の犠牲者、外間美津子さんと悦子さんの遺品をもとに作った絵本
関連動画
出所:帰らなかった姉たち、長い間向き合えなかったランドセル(2015年放送/沖縄テレビ)
8.16 対馬丸のことが舞台化されますが、その中で期待すること
私がメッセージボードに手書きしたのは「あなたの命 ぐすーじさびら」です。
「ぐすーじさびら」とは、「おめでとう」とか「お祝いしましょう」という意味だそうです。
私は今回の亞門さん演出の舞台がきっと、いま日常生活で息苦しさを感じている子ども達や、生きる意味を見失っている人々にチカラを与えてくれるのではないか?と思いました。
対馬丸記念館へのいざない、今年戦後80年、対馬丸記念館を訪問して欲しい思い
対馬丸記念館は全国でも珍しい、子どものための戦争資料館です。81年前に起きた悲劇がまた繰り返されることのないようにと21年前につくられました。「祈念」ではなく「記念」という漢字にしたのは、ただ祈るだけではなくて、心に刻んでほしいという願いを込めているからです。
記念館を訪れて、展示を見終わった後に悲しい気持ちで帰るのではなく、夢や希望について考えたり語り合ってほしいと思っています。
写真:対馬丸展示室 多くのこどもたち、大人を乗せて沈んでしまった対馬丸事件。遺品の少ないなか、様々な展示で当時の様子、こどもたちをはじめ遺族の思いを届けている。
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