より良い社会
危機を希望に。読者とともに「新しいメディアのかたち」をつくりたい




みんなの応援コメント

Media is Hope 西田吉蔵
1時間前
社会課題の解決に尽力するメディア、分断を繋ぐメディアが希望です。 メディア離れが加速する今、情報を届けるだけの媒体ではなく、社会変革の触媒として「メディア自身が解決策になること」に...

Haru
6時間前
いつも新しい視点を与えてくれる記事を伝えてくださり、ありがとうございます。これからも、どこに向かっているのかわかりづらい時代を歩く、たくさんの人の足もとを、わくわくする気持ちととも...
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2025/10/6 13:30
IDEAS FOR GOODメンバーの想い #3 イギリスと日本を往復しながら。議論を“恐れない”人たちと、一緒に考えたこと

皆さん、こんばんは。IDEAS FOR GOOD編集部の伊藤恵です。
クラウドファンディング開始から6日。ついに今日、皆さんにご支援いただいた金額が100万円に到達しました。本当にありがとうございます!ご支援いただいた金額はもちろん、お一人お一人のコメントに、心から励まされる毎日です。いままでIDEAS FOR GOODに関わっていただいた様々な方から直接応援メッセージもいただいておりますので、また活動報告でもご紹介させてください。
そして今日は、私の方からIDEAS FOR GOODにかける個人的な想いをご紹介したいと思っています。
私は2020年4月に、大学の先輩の紹介を通じてIDEAS FOR GOODに参画し、はや5年となります。新卒で企業のオフィス構築(インテリアデザイン)のプロジェクトマネジメントに関わる仕事をしてから、まったく違う業種に転職をしました。もともと学生時代に都市社会学を専攻していて、空間のデザインに携わる仕事も、まちづくりを含む社会的トピックについて文章を綴る仕事も、私の中ではつながっていたのですが、自分を取り巻く環境はIDEAS FOR GOOD編集部に入ってからガラッと変わりました。
まず、徹底的に議論をすることを厭わない人々に囲まれるようになりました。「人種やジェンダーの隔たりのないクリエイティブ(写真)とはどんなものか(そんなものが存在するのか)」「社会課題は危機感を持って伝えるべきか、それとも人々を楽しく巻き込むべきか」「思想の違う団体と仕事をすべきか」「公正な報酬とはなにか」。そんな答えの出ない問いを編集部メンバーや、ときにお客さんとも延々とすることがあります。
これらを話すことは「コスパ・タイパがいいこと」ではないかもしれません。議論自体はお金になりませんし、明確な答えが出ないこともしばしば。ですが、わかりやすい結論に飛びつきたくなる現代で、そもそもの「問い」を見つける作業に向き合おうとする人々に囲まれていることは、自分の感性を大いに耕してくれたなと思います。読者の方からも、このクラファンで同様のコメントをいただくこともあり、その輪が広がっていることが嬉しい限りです。
そして、申し遅れましたが、私は2021年9月にイギリスのロンドンに拠点を移し、メディアに関わっています。IDEAS FOR GOODを読んでくださっている方の多くが暮らしている日本とは、常識が違う地域に身を置くことで、パラシュートジャーナリズムではない形で、皆さんにヒントをお届けできたらと思ってきました。
移住した当初は「イギリスは進んでいるな」と思うこともあれば、「日本の方が制度がしっかりしていたな」と感じることもありました。しかし、だんだんわかってきたことは、当たり前なのですが、優れたユートピア的な場所などこの世にはなく、それぞれの土地にはそれぞれの違う「馬鹿馬鹿しさ」があり、それを克服しようと奮闘している人々がいるということです。
イギリスと日本で共通するエッセンスを抜き出し、大きなメッセージとして伝えること。そして、その土地それぞれの文脈をそのままに残すこと。これらは相反するようで、両立しなければ、ときに暴力的な情報を届けることになってしまうなと感じています。
しかしここでも、議論を厭わない方々が私を助けてくれました。Experience for Goodや視察で欧州に来てくださった皆さんは、いつも視察先で議論を巻き起こす問いを投げかけてくれましたし、いつもオンラインで打ち合わせをしているお客さんも、答えを急がず、賛否両論ある状況を受け止めて、グレーな状態から出発し、一緒に施策を考えてくださっています。取材をする相手は、質問に回答するだけではなく、まずは私(たち)自身のことを深く知ろうと、問いかけから始めてくれます。
こうした方々と出会えたことは、まさにIDEAS FOR GOODが繋いでくれた縁だと感じています。
IDEAS FOR GOOD 2.0はまさにそういう方々とのつながりの上に成り立つものです。クラファンのリターンには皆さんとの「対話」の機会をたくさんご用意していますので、そこでお話ができることもとても楽しみにしています。
引き続き、皆さんのお力添えをいただけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします!
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