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みんなの応援コメント

葉子

2025年10月2日

微力ではありますが、皆さん頑張って下さい!

あーちゃん

2025年10月2日

少しですが、協力させて下さい!!少しでもたくさんの命が救われますように。いつか台湾、遊びに行きます!その際はたくさん買い物させてもらい、感謝を還元させて下さい!!

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2025/10/20 14:15

【台湾 台風18号 緊急支援】復旧が進む街と、今なお残る災害の爪痕。台湾・花蓮の今

家の中から運び出された、使えなくなった家電や家具がまだ玄関先に残されている(10月15日花蓮県・佛祖地域にて)


9月23日に上陸した台風18号の大雨により、台湾東部・花蓮県では大規模な洪水災害が発生しました。翌24日には空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”の緊急支援チームが出動。現地にて台湾法人「ピースウィンズ・台湾」のスタッフと合流し、緊急支援活動を実施してきました。

10月14日には、日本から第二陣となるスタッフを派遣。発災から現在までボランティアや様々な団体が手を取り合って復旧作業を続けてきたなかで、被災者の声を取りこぼさないように、あらためてニーズ調査を進めています。

発災からおよそ3週間が経った被災地・花蓮の今をレポートします。



多くの熱情が集まり、日常を取り戻しつつある中心部

道路に泥は残っていないものの、埃などが舞わないように散水する様子

もっとも大きな被害を受けた光復郷(グワンフー)の中心部は、少しずつ日常を取り戻しつつあります。発災当初から現場で支援活動を続けている空飛ぶ捜索医療団の調整員は、被災地の変化をこう語ります。

「当時は歩くのも怖いくらい泥が多く、洪水で流された車が道端にいくつも転がっている状況でした。それに比べると、現在の街並みは大きく変わってきています」

光復駅周辺では、道路を覆っていた泥はほとんど排除され、懸命な復旧作業の成果が着実に見え始めています。

多くの被災者がベンチで横になり雑魚寝していた教会は、被災前の静かな時間を取り戻している

発災直後に信者や地元の被災者が自主的に開設し避難所となっていた教会もその役割を終え、地元老人たちの憩いの場として、本来の静かな日常を取り戻しています。

「鏟子超人(スコップヒーロー)」と呼ばれるボランティアたち


この迅速な復旧を支えたのが、多くのボランティアの存在です。

日本で添乗員の仕事をしているというある女性は、今回の洪水被害のニュースを聞きつけ、台湾に戻ってボランティア活動に参加していました。

「泥かきは本当に大変で腰が痛みます。それでもいろんな人が手を取り合って頑張る姿を見て、私も花蓮の力になりたいと思って作業しています」

こうしたボランティアが、休みの日には時に1日2万人ほど参集し、街中を覆っていた泥をかき出していったのです。

シャベルを手に取り泥かきを行う姿への称賛を込めて、台湾でボランティアは「鏟子超人」と呼ばれています。彼らの功績を称え、光復郷の街中ではマントを羽織ったシャベルが描かれているポストカードが配られていました。

ボランティアの存在を称え、感謝の意を込めて配られていた「鏟子超人」のポストカード

また、光復郷の街には、そんなヒーローたちをサポートする存在もいます。私たちがお会いしたのは、泥かき作業で疲れた被災者やボランティアたちのためにマッサージを施すボランティア団体です。

被災者やボランティアの疲れを癒すマッサージのボランティア団体

1日に10数人へ施術をしている彼女たちは「あなたたちのように来てくれる人々のおかげで、花蓮はがんばっていけます。本当にありがとう。マッサージで愛が伝わりますように」と、温かい手で疲れをほぐしてくれます。

こうした1日でも早い被災地の復旧を願うさまざまな熱情が集結し、“灰色の街”だった光復郷は、復旧に向けて大きく変わっていったのです。

生活再建はまだ先の話……

しかし、その一方で道路は片付いたものの、駐輪場にはまだ洪水被害の爪痕が残っていたり、復旧が進む駅周辺から少し車を走らせると、風景は一変します。

泥に覆われた状態がそのまま残っている、かつては田んぼだった場所(10月15日花蓮県・佛祖地域にて)

田んぼは大量の泥に覆われたまま干上がり、多くの家屋の前には泥が山積みになっている場所も少なくありません。その現状を目の当たりにしたスタッフも、思わず息を呑むほどでした。

避難所で聞こえてきた、小さな声

虎爺旅館にて出会った被災者に話かける空飛ぶ捜索医療団の横井看護師(10月15日虎爺旅館にて)

災害の爪痕は、被災者の心にも深く残っています。この日空飛ぶ捜索医療団は、避難されている方々を自主的に受け入れている「虎爺旅館」を訪問。ここで出会ったおばあさんは、悲しげな表情でこう語ってくれました。

「家族は全員無事でしたが、洪水で大切なペットの猫が濁流に流されてしまったんです」

「長引く避難生活で足腰が痛む」とつぶやくおばあさんの足元を見ると、少しむくんでいるようでした。慣れない避難生活は、心身の疲労だけでなく、運動不足などから体の不調をきたすことも少なくありません。空飛ぶ捜索医療団の看護師が、就寝時の姿勢についてアドバイスをするなど、健康相談も行いました。

また、一部の避難所は閉鎖され始めていますが、今なお40名近くが身を寄せる避難所も残っています。

大全託児所の避難所には、現在も40名ほどが避難生活を続けている

一人暮らしの高齢者が多い「大安託児所」では、他県の職員の方々が応援で運営にあたっていました。ここでは、「クーラーがないため、熱中症対策のスポーツドリンクや乳清飲料が不足している」という声が聞かれました。

復旧が進む中心部とは裏腹に、支援から取り残されそうな被災者がいます。特に高齢者にとって災害のショックは大きく、立ち上がるには支援と時間を必要としています。地区によっては「水道は使えるようになったけれど、飲むことはできない」といった声も聞かれるなど、復興は先の話で、被災された方々の生活再建への道のりはまだまだ道半ばであるのが現状です。

一日も早い復興に向けて

被災した家屋。壁にはおそらく濁流と思われる爪痕が残されている(10月15日花蓮県・佛祖地域にて)

一見すると復旧が進んでいるように見える場所でも、まだ多くの方々が不自由な生活を余儀なくされています。

空飛ぶ捜索医療団は、引き続き被災された方々一人ひとりの声に耳を傾け、一日でも早い復旧・復興に向けた支援活動を続けてまいります。皆様の温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

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