豊かなまちづくり
誰もが主体的に過ごせる街へ。商店街の空き家改修で市民が集う拠点をつくろう。
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プロジェクト実行者が支援金を全額受け取れるよう、支援者さまからのシステム利用料(220円+決済手数料5%)により運営しています。
2025/11/23 07:40
スペースAquaの設計について
前回の活動報告では、「カリマチ会議のこれまで」について触れました。 今回は、「スペースAquaの具体的な設計」についてお話しします!
設計を担当するのは、刈谷市内に事務所を構える建築設計事務所、1-1 Architectsと名城大学佐藤布武研究室です。
今回のプロジェクトは、建築家や学生が一方的に図面を引いたものではありません。
カリマチ会議で市民の皆さんとともに、 「どんな場所なら行きたくなるか」 「どんな機能があれば使いやすいか」 を何度も話し合い、悩み、修正しながら作り上げてきました。

議論から生まれた3つのポイント
設計を進めるにあたり、私たちはまず「いつ、誰が、どう使うか」を整理しました。 ただ綺麗な箱を作っても、使われなければ意味がありません。 議論の中で見えてきたのは、以下の3つのポイントでした。

これらを同時に満たすにはどうすればいいか沢山の設計案を考え、最終的に導き出されたものが、今回の改修案です。

1階の設計について
1階は、カリマチメンバーズがマスターとなり、誰でも自由に訪れることができるスペースです。 ここで重視したのは「外からの見え」を変えることです。
既存のシャッターを取り払い、ガラス張りの窓を設置することで、外から中の様子が見えるようにします。 「なんか楽しそうなことやってるな」 通りすがりにそう感じてもらえることが、まずやらなければならないことだと考えました。
内部には、コーヒーの提供や、軽い調理などができる営業許可キッチンを整備します。そして何より、みんなが集える「大きな机」。 これは既製品を買うのではなく、みんなでDIYワークショップで作る予定です。 手作りだからこそ生まれる温かみが、初対面の人同士の会話を弾ませてくれるはずです。

2階の設計について
2階は、より多目的な利用を想定しています。 個人でのコワーキング利用、打ち合わせ、そしてポップアップなどイベント時の貸切利用。
多様な使い方を実現するために、壁面に沿って机を配置したり、一部に小上がりを設けたりする計画です。 靴を脱いでリラックスできる小上がりは、会議の場としても、子供たちの遊び場としても機能します。 仕事や勉強に打ち込んだり、密なコミュニケーションを取ったりできるような場所になることを目指しています。

自分たちでつくること
今回のプロジェクトの大きな特徴は、 「プロに任せる部分」と「自分たちで作る部分」を分けていることです。
外壁の撤去や窓の設置といった大掛かりな工事はプロにお願いしますが、 テーブルや棚の製作、壁の塗装、照明器具の設置などは、私たち市民の手で行います。 ご支援いただいた資金は、これらの材料費や工事費として大切に使わせていただきます。
完成した場所を使うだけでなく、 「作るプロセス」から関わることで、この場所に愛着を持ってほしい。 机や照明でさえも、「あの時みんなで作ったよね」という思い出になる。 そんな風景を思い描きながら、設計をしています。
3月のDIYワークショップでは、皆さんと一緒に汗を流せることを楽しみにしています。 みんなの想いが詰まったこの計画を現実のものにするために、引き続き、熱いご支援をよろしくお願いいたします!
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