路上の子どもの未来
メキシコの路上で暮らす子どもたちの未来を支える「ストリートエデュケーター」を応援
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2025/10/29 12:13
路上活動①
路上で夜を明かす子どもたち
私たちは、この夜、噴水をシャワー代わりにする子どもたちを発見しました。
ここはメキシコシティ中心部のHidalgoという駅の近くで、周りにはビルも立ち並び、車通りも多い場所です。
この2人はフェルナンドとエプソンといい、10歳と8歳の男の子です。
彼らの母親もそれぞれ路上で暮らしていて、車の窓を拭き、収入を得ています。ここ最近は、家出のような形で母親と一緒に過ごすことを拒んでいる様子でした。
彼らの母親たちも薬物を使用しており、彼ら自身も使用しています。彼らの母親も息子の事を心配していて、路上から抜け出したい意思があります。
翌日、私たちはフェルナンドと彼の母親と相談し、翌週、彼を提携する定住ホームに連れていく約束をしました。さらに、路上を抜け出したい意思のある母親たちのために、支援住宅を紹介する約束もしました。
しかし、翌週、約束の時間にフェルナンドは現れず、母親すらも居場所が分からないため、定住ホームの見学は見送られました。
このようなことは頻繁にあり、路上で暮らす子どもたちが、今どこにいるのかを正確に把握することは困難であるため、辛抱強く寄り添う事が必要になります。
そんな中、彼らの母親を支援住宅に連れていくことはでき、また1家族、路上生活を抜け出すための一歩を踏み出しました。
私たちの活動はここで終わりではありません。ダビはいつも去り際にこう言います。
『どんなことでも困ったことや必要な物があれば連絡して』と。
薬物の使用歴がある人々は特に、ふとしたことがきっかけで路上に戻ってしまうこともあります。
ここから順調に路上生活を抜け出し、また路上に戻らないように、引き続き寄り添っていく必要があるのです。


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