移植と海中旅行実現
「おかん、やっぱり肝臓ちょうだい」母の肝臓を移植し肝硬変と闘いあと10年生きたい
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2026/1/23 12:00
Episode06|生きるための航路変更〜プロジェクトを立ち上げた経緯と実現したいこと
「生きるために、あがこう」
そう決めました。
でも正直に言うと、
すぐに何をどうすればいいのかは、
まったく分かりませんでした。
入院先の病院には相談しながらも、
現実的に考えると、まだ多くの課題が残っている。
そんな不安感が、常に頭の片隅にありました。
それでも、ここからが本当のスタートだと、
気持ちを切り替えました。
あの言葉を借りるなら、「なりふり構わず、命をかけた戦い」を、
一歩ずつ進もうと。
病気は待ってくれません。
時間も、お金も、限られています。
だから、
一つずつ整理する必要がありました。
まず考えたのは、
どこで、どんな治療を受けるのが最善なのか、ということです。
治療法については、
待機ドナーの人数と、
実際の移植件数を調べる中で、
不確実性が大きすぎると判断しました。
現実的に考え、
生体肝移植で治療する方針が、
今の自分にとって最善だと考えました。
そこで、
母にもう一度、お願いしました。
「ごめん、やっぱり肝臓を少し分けてほしい」と。
次に考えたのは、
どこで手術を受けるか、という点です。
これはシンプルに、
肝臓の生体肝移植の症例数を軸に考えました。
合併症への対応体制も含めて考えると、
候補は自然と絞られていきました。
実家のある関西圏で通える距離となると、
京都大学医学部附属病院、
大阪大学医学部附属病院、
神戸大学医学部附属病院の三つです。
現在は入院先の主治医と相談しながら、
自分でもこれらの病院に繋がるルートを、
進行形で探しています。
※2026年1月7日時点では、
京都大学医学部附属病院にて、
セカンドオピニオンの観点から
ご紹介をいただける予定となっています。
次に立ちはだかったのが、
お金の問題でした。
生体肝移植に必要な資金を、
医師や自分なりに調べていくと、
治療費、
長期入院、
移植手術、
術後の通院とリハビリ。
さらに、
免疫抑制剤を一生服用する生活も始まります。
必要な金額を試算すると、
個人で抱えきれる規模ではないことは、
すぐに分かりました。
経営していた会社については、
治療を優先するため、
一旦、精算の手続きを進めています。
会社を経営していたなら余裕があるのでは、
と思われるかもしれません。
ですが現在は収入もなく、
各種制度も使えない状況です。
事業準備期間が長かったこともあり、
個人的な資産はほとんどなく、
今の入院費用ですら頭を悩ませています。
そんな中で、
SNSや実際の知人が有志となり、
「Team Ocean キャプテンを救う会(仮)」として
動いてくださっていました。
体調に波があり、
一日中横になっている日も多いため、
私は自分の言葉で文章を書くことしかできませんが、
それが、大きな支えになっています。
一方で、
クラウドファンディングという方法には、
強い戸惑いもありました。
命を理由にお金を集めることへの抵抗。
疑われるのではないかという怖さ。
本当に支援してもらえるのかという不安。
今も、
その気持ちが消えたわけではありません。
それでも、
助けを乞うだけではなく、
状況を開示し、
判断は見てくださる方に委ねる。
そう考え、
クラウドファンディングを実施することにしました。
もう一つ、
調べる中で芽生えた思いがあります。
肝疾患は、
決して遠い世界の話ではないということです。
近年では、
痩せていても脂肪肝になる
「隠れ脂肪肝」が増えているそうです。
急激なダイエットや、
栄養バランスの崩れによって、
数値が正常でも、
肝硬変や肝がんへ進行するケースもあると知りました。
若くても、
重篤な状態に至ることがある。
それを、
私はこのことを身をもって知りました。
専門家ではないので、
詳しい説明は控えます。
それでも、
このプロジェクトを通じて、
誰かが気づくきっかけになればと思っています。
感情だけで決めたわけではありません。
でも、感情がなければ、
ここには辿り着けなかった。
今は、
そう思っています。
「生きたい」と。
そして、このプロジェクトを通して、
これを自分事として考えてもらえたなら、
それ以上のことはありません。
※ここで、少しだけ社会の話をさせてください。
この病気は、特別な誰かのものではありません。
私は40歳です。
ごく普通に働き、無理をして、走り続けてきただけでした。
肝硬変は、
高齢者やお酒の病気だと思われがちですが、
近年は自覚症状のないまま進行するケースも少なくないと知りました。
「気づいたときには、移植しか選択肢がない」
そんな現実が、実はすぐ隣にあります。
このプロジェクトは、
命をつなぐための支援であると同時に、
“知ること”から始まる予防のきっかけにもなればと思っています。
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