移植と海中旅行実現
「おかん、やっぱり肝臓ちょうだい」母の肝臓を移植し肝硬変と闘いあと10年生きたい
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2026/1/23 12:00
Episode07|Team Oceanという居場所、そして航路の話
「Team Ocean」という言葉が生まれたのは、
何かを組織しようとしたからではありません。
ただ、海の中の世界の素晴らしさを、
この感動を、自分ひとりのものにしておくのはもったいない。
そう思って発信を続けていただけでした。
地球の70%を占める海。
そのさらに下に広がる、
まだ人類にとって日常とは言えない“海中”という世界。
そこには、
美しさも、怖さも、厳しさも、ロマンもある。
語ろうとすれば、いくらでも語れてしまうほどの世界です。
私はそのフィールドに強く惹かれ、
「誰でも海の中を旅できる未来」をつくりたいと、
Seaballoonという構想を掲げ、事業を進めてきました。
その過程で、
想いに共感してくれる人が現れ、
応援してくれる人が現れ、
気づけば同じ方向を見ている人たちが、
自然と集まるようになっていました。
誰かが言い出したのだと思います。
この集まりを「Team Ocean」と呼ぶようになったのは。
でも、それは決して“チーム”という言葉から想像されるような、
役割や上下関係のある集団ではありませんでした。
SNSで海の写真を投稿したり、
海の話をしたり、
夢を語ったり、
ときには海とは関係のない話で盛り上がったり。
本当に、海のように自由で、
出入りも、関わり方も、決まりのない場所でした。
そんな中で、
なぜか私は「キャプテン」と呼ばれるようになりました。
正直、少し恥ずかしかったです。
自分から名乗ったこともありません。
でも、不思議とその呼び方は嫌ではありませんでした。
それはきっと、完璧でも、立派でもない自分を含めて、
受け入れてもらっていたからだと思います。
振り返ってみると、Team Oceanは、
何かを成し遂げるための組織ではなく、
同じ景色を見たいと思っている人たちの「居場所」でした。
夢を語ってもいい。
失敗してもいい。
途中で立ち止まってもいい。
それでも、
同じ海を見ている。
そんな緩やかなつながりでした。
そして、私が病に倒れたとき。
この居場所の意味は、静かに変わり始めました。
私は何も頼んでいませんでした。
指示もしていませんでした。
それでも、
「放っておけなかった」と言って、
自然と動き出してくれた人たちがいました。
病院の情報を調べてくれた人。
治療の選択肢を一緒に考えてくれた人。
資金のことを、現実的に向き合ってくれた人。
Team Oceanは、
誰かを救うために作られた集団ではありません。
けれど結果として、
「誰かの人生に伴走する集団」になっていました。
ここで、
私自身も気づいたことがあります。
Team Oceanは、
海を見つめる集まりであると同時に、
“生きること”そのものに向き合う場でもあったのだと。
キャプテンが倒れ、
航路は大きく変更されました。
Seaballoonという夢は、
一時、止まりました。
それでも、
人は離れませんでした。
むしろ、
新しい航路を一緒に探し始めてくれました。
生きること。
支えること。
受け取ること。
知ること。
そして、
「これは特別な誰かの話じゃない」という気づき。
40歳という年齢でも、
普通に働き、無理をして、走り続けている中で、
誰にでも起こり得ること。
Team Oceanは、
社会に何かを訴えようとして始まった集団ではありません。
でも今、結果として、
「知ることの大切さ」や
「他人事にしないこと」を
そっと問いかける存在になりつつあると感じています。
それは大きな声ではありません。
正解を押し付けるものでもありません。
ただ、
誰かの人生に、ほんの少し目を向ける。
それだけで、
人は一人ではなくなる。
私はそう信じています。
このクラウドファンディングは、
資金を集めるためだけのものではありません。
Team Oceanという居場所とともに、
航路を変えながらも進み続けるための、
一つの通過点です。
支援してくださるなら、もちろん嬉しい。
でも、ここに書かれたことを覚えてくれるだけでも、
それはもう、十分な関わりだと思っています。
関わり方に、正解はありません。
ただ、
同じ海を、
同じ時代に、
少しだけ一緒に見てくれたなら。
あなたはもうTeam Oceanの一員です。
らしくないかもしれませんが、
これは、皆さまへ向けた静かなラブレターなのだと思っています。
今は、
そう信じています。
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