クラウドファンディングの始め方と掲載終了までの流れ
2023年3月1日
For Goodアカデミー

クラウドファンディングのやり方・仕組みは?個人でもできる?【2024年最新版】

クラウドファンディングとは、あなたが実現したいプロジェクト資金をインターネットを通して、あなたの想いに共感した人たちから募ることができる仕組みです。
今回は、クラウドファンディングでの資金調達方法と流れをご説明していきます。
これからクラウドファンディングの実施を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。


やってみたいことはあるけど、どう形にして良いか分からない・・・
という方はまずご相談ください!

 

 

この記事の要約・まとめ

Q.クラウドファンディングをするにはどうすればいいですか?

A.以下の手順で行います。

  1. プロジェクトの内容、目標金額、リターンを決める
  2. ページを作成する
  3. プロジェクトを広報する
  4. 集まった資金でプロジェクトを実行&支援者にリターンを渡す

詳細は「②クラウドファンディングの流れ・手順」を参考にしてください。

 

Q.個人でもクラウドファンディングはできますか?

A.できます。個人的な理由でもコンセプトに一定の社会性があれば十分に可能です。そもそも広義でいうと、すべてのプロジェクトは個人的な理由・動機から生まれるものです。
ただし、個人の借金返済や裁判費用など、使用するサイトによっては過剰な個人的理由が禁止されている場合もあります。

 

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①クラウドファンディングを始める前に知っておくべきこと

クラウドファンディングとは、あなたが実現したいプロジェクト資金をインターネットを通して、あなたの想いに共感した人たちから募ることができる仕組みです。

前提として、クラウドファンディングの中にも様々な種類があり、資金調達目的やプロジェクトの内容によって、相性が変わってきます。
ぜひ、自分にあったクラウドファンディングの活用方法を考えながら、全体の流れを想像してみてください。

 

自分にあったタイプを選ぼう

クラウドファンディングには大きく分けて寄付金控除型・購入型・投資型・貸付型4つのタイプがあります。

大きな違いは、支援してくださった方にお返しするリターン方法です。

例えば、以下のようなリターンが多いです。

  • ■寄付金控除型クラウドファンディングの場合→お礼メッセージ
  • ■購入型クラウドファンディングの場合→新商品やサービスの利用券
  • ■投資型や貸付型の場合→利回り

 

またクラウドファンディングの種類によって得意なジャンルがあるため、自分のプロジェクトと相性の良いプラットフォームを調べて、選ぶことが重要です。

For Goodでは、商品やサービスを販売いただける購入型としてご利用いただく方が多いです。
また、対価性の低いもののみ寄付としてもご使用いただけます。

>社会性の高いプロジェクトについて、相談したい方はこちらから

 

クラウドファンディングでできること

クラウドファンディングでは、投資の受けにくい環境にある小さな会社でも、個人でも、誰でも資金調達に挑戦することができます。

また、資金調達以外にも①思いを伝える②認知を広げる③仲間を集めるなどの用途で使うことができます。

 

①思いを伝える

商品をECサイトで販売する際には、なぜ商品を作ったのか、どのような未来を作りたいのか、など全てを説明することは難しいです。
しかし、クラウドファンディングではプロジェクトページ内で「あなたの思い」を記載でき、思いに共感した上で商品やプロジェクトを知ってもらうことができます。

<こんな人におすすめ>
□新商品のテストマーケティングをしたい
□商品・サービスのストーリーを伝えたい
□プロジェクトの思いを知ってほしい

 

②認知を広げる

この問題をもっと多くの人に知ってほしい」「ブランドの認知を広げたい」など、認知拡大の目的でプロジェクトを実施する方も多いです。

<認知拡大のためのプロジェクト事例>
クラウドファンディングでの認知拡大事例
■プロジェクト名:起立性調節障害を多くの人に知ってほしい!
■プロジェクトURL: https://rescuex.jp/project/17237

 

③仲間を集める

クラウドファンディングを通して、サービス・活動を応援してくれるのは、あなたの思いに共感して集まってくれる方々です。
プロジェクトでは、テストマーケティングやコミュニティ作りの仲間集めとしても活用できます。

<仲間を集めるプロジェクト事例>
クラウドファンディングで仲間を集めた事例
■プロジェクト名:小規模有機農家を食べて応援する仲間を見つけたい!
■プロジェクトURL: https://rescuex.jp/project/15671

>クラウドファンディングの使い方についてご相談した方はこちら

 

クラウドファンディングの注意点

クラウドファンディングでの注意点を2つご説明します。

 

1.目標金額を集められない可能性がある

クラウドファンディングは、プロジェクトを掲載したら自動でお金が集まってくるということはありません。広報活動等を駆使し、お金を集めていただく費用があります。  

また、クラウドファンディングにはAll in方式とAll or Nothing方式という2つの方式があります。
All in方式では、目標金額を達成しなかった場合でも集まった支援金を全額受け取ることができますが、All or Nothing方式で挑戦した場合にはプロジェクトに失敗した場合はお金を受け取ることができません。
For Goodでは、All in方式を採用しています。

All in方式 All or Nothing方式の違いについて

2.リターン品とプロジェクトの実行が必須

All in方式では、プロジェクトが成功した場合でも、失敗した場合でも、プロジェクトの実行とリターンが必須です。
プロジェクトを実施する前に、プロジェクトの実施方法やリターンの設計等を念入りに行うようにしましょう。

 

3.入金までに時間がかかる

クラウドファンディングはプロジェクトが終了してから入金まで数ヶ月かかります。
プラットフォームによって振込時期が異なるので、確認するようにしましょう。

ForGoodでは翌々月7日にお振込させていただいております。
早期入金をご希望の方は早期入金オプション(集まった金額の3%(税別))を使用していただくと3営業日以内にお振込させていただけます。

 

\クラウドファンディングは設計が重要です。不明点があれば事前にご質問ください/

 

 

②クラウドファンディングの流れ・手順

1.プロジェクトの内容、目標金額、リターンを決める
2.クラウドファンディングのページを作成する
3.プロジェクトをPRする
4.集まった資金でプロジェクトを実行&支援者にリターンをお届けする

 

クラウドファンディングの流れ

 

1.プロジェクトの内容、目標金額、リターンを決める

クラウドファンディングを行う際に、まず考えるのがプロジェクト内容です。
普段の活動やこれから行おうとしているプロジェクトを実現するために、どのような目的でお金を集めるのかを考えましょう。

 

プロジェクト内容の連想方法

プロジェクト内容が決まったら必要な目標金額を決定しましょう。

目標金額を決める際のポイントは以下の4点です。

①プロジェクトを実現するための必要最低金額を意識する

②手数料やリターン費用に関する注意

③集めたい金額より支援が見込める金額での目標設定をする

④ネクストゴールを設定する

参考記事:クラウドファンディングで適切な目標金額を設定するための4つのポイント

 

プロジェクト内容と目標金額が決まったら、リターンを決めましょう。
リターンは、プロジェクトの内容に沿ったもので用意するのがおすすめです。

>>リターンの設計方法について知りたい方はこちらをご覧ください。

 

2.ページを作成する

プロジェクトページには以下を記載しましょう。

・あなたは誰か
・プロジェクトをする前の今はどんな状況なのか?
・それをどう解決するのか?
・なぜクラウドファンディングをしたいのか?
・提供するリターンは何か?
・目標金額はいくらか?目標金額の内訳は何か?

プロジェクトページは「あなたの思い」を伝えるとても大切なモノです。
プロジェクト内容も大切ですが、プロジェクトを実行している人物がどのような人物で、信用できる人物なのかをしっかり記載しておくことも重要です。
また、共感性の高いプロジェクトにすることで「支援したい」と思ってもらえるプロジェクトページになります。

>>魅力的なページの作成方法はこちらをあわせてお読みください

 

ForGoodではプロジェクト内容や広報の方法を、クラウドファンディングのプロに相談しながら一緒に進められる「いっしょプラン」をご用意しています。

 

いっしょプランとは?
For Goodでは専任担当者による伴走サポート「いっしょプラン」もご用意しております。
利用者の満足度調査では、満足度88%*1を達成しており、ミーティングでの相談サポート、ページ作成とリターン設計のアドバイス、支援者を集める広報戦略ミーティングを実施しています。

*1 2022年12月実行者45人に行った弊社アンケート結果
*² 集まった金額の7%、もしくは最低金額5万円(税別)でご利用いただけます。
>>いっしょプランについて知る

 

 

\ページ作成やリターンの設計で迷っているという方はご相談ください/

 

 

3.プロジェクトを広報する

クラウドファンディングの成功をさせるためには、なるべく多くの人にプロジェクトを知ってもらうための拡散がとても大切です。

SNSなどで、クラウドファンディングが始まる前からの予告、そしてクラウドファンディングが始まってからの広報活動をして、
いかにあなたのクラウドファンディングが盛り上がっているのか」を支援者にアピールすることが成功率をあげる秘訣
です。

普段使用しているSNS等での事前告知、共感してくれそうな人にクラウドファンディングの壁打ちをしてもらうなどして、事前に支援者を集めておくこともできます。
また、途中でリターンを追加したり、クラウドファンディング実施中にLive配信などのイベントを行うことをプロジェクトページ内でもお知らせして、SNSでページを拡散することで、プロジェクトが盛り上がっていることを伝えていくようにしましょう。

クラウドファンディングの広報の方法

 

グット隊とは?
For Goodでは、「グット隊」というボランティアの方々と一緒に良い社会を作りをおこなっています。
グット隊は、SNSでのプロジェクト拡散や、企画へのアドバイスであなたをサポートしてくれます。

>>広報の進め方については、こちらを参考にしてください

 

4.集まった資金でプロジェクトを実行&支援者にリターンを渡す

プロジェクトが終了したら、プロジェクトで集まった金額が振り込まれます。

ForGoodは掲載手数料0円なので、(一部オプション利用者を除き)満額が翌々月7日に振り込まれます。
プラットフォームによって手数料が違うので確認するようにしましょう。
そして、資金調達したお金でプロジェクトを実行し、プロジェクトの経過報告をクラウドファンディングのページで都度行い、支援者に報告します。
また、プロジェクトを応援してくれた支援者に約束した「リターン」でお返しをします。

プロジェクトの募集期間が終わっても、「活動報告」で支援者とのコミュニケーションを取ることはとても大事なプロセスです。
活動報告をきちんと行っていくことで、長期的なファンを作ることにも繋がります。

 

LINE オープンチャットについて

For Goodでは、LINEのオープンチャットで支援者さんに支援のお礼や活動報告をしていただいています。
一斉送信のミスによるプライバシーの漏れの心配がないこと、連絡内容を頻繁に確認してもらえることから、
LINEのオープンチャットを採用しています。
また、相互コミュニケーションが生まれて、仲間のような関係性ができたと嬉しい声もいただいています。

オープンチャットの活用方法

③経験者伝授!クラウドファンディング成功のポイント

ここでは、For Goodで集計したデータをもとに、クラウドファンディング成功のコツを3つ紹介します。
準備期間・公開直後・終了直前と、場面ごとのポイントを参考にしてください。

 

「準備が8割!」最低でも公開まで10日以上期間を空けて備えよう

準備期間と達成率

クラウドファンディングは、準備が8割を占めるといってもよいでしょう。
プロジェクトの公開後は、広報活動やページの見直しなど事務作業に追われます。
そのため、準備期間での余裕を持ったスケジュール設定や、周囲への告知が重要です。

とくに、準備期間は最低10日以上確保すると成功率が上昇します。
著者がキュレーターを担当したときは、公開日を遅らせてでも準備に注力するよう推奨した事例があります。それほど、入念な準備は重要です。

 

初速が重要!最初の1週間で達成率を上げ切ろう

開始一週間の達成率と成功率

プロジェクトの公開直後に初速をつけられると、成功率が飛躍的に上昇します。
初速をつけるには、演出にこだわって注目を集めることが重要です。

たとえば、プロダクトローンチで注目度を高められます。
これは、「公開まであと◯日!」と掲載し、事前告知をする手法です。

なお、For Goodでは、公開後1週間で目標金額の30%以上を達成すると、成功率が75%以上に向上するデータが出ています。

 

「7の法則!」公開後・終了前の1週間が重要

プロジェクト期間のPV数推移

クラウドファンディングには、公開直後・終了直前の1週間に注目を集めやすい特徴があります。
公開直後は積極的に広報活動をすると、注目度が高まります。

さらに、終了直前のタイミングで再度支援の依頼をアピールすると、駆け込みでの支援が増加するため効果的です。

PV数が落ちやすい中間時期は、イベントやリターン追加のキャンペーンを設計しておくと、注目度を維持できます。

 

④クラウドファンディングのやり方に関するQ&A

最後にクラウドファンディングのやり方や始め方によく寄せられる質問についてまとめてみました。クラウドファンディングを始めたいと思っている方はぜひチェックしておきましょう!

 

クラウドファンディングのやり方は個人・法人で変わりますか?

クラウドファンディングはNPOなどの法人でやるイメージを持たれる方も多いと思いますが、個人でも問題なく始めることができます。

個人でクラウドファンディングを始めるのはやや難易度が高いため、プロジェクトのページ作成や広報といった活動のサポートが手厚いクラウドファンディングサイトを選ぶのがおすすめです。

また、下記の記事ではクラウドファンディングを個人で成功するためのコツについても解説していますので、気になる方がいましたら、合わせてご覧下さい。

関連記事:【事例付き】クラウドファンディングを個人で成功させる4つのコツとメリット

 

クラウドファンディングに失敗したらどうなりますか?

クラウドファンディングでの失敗は目標金額を達成できなかったことを指します。

失敗してしまった後の動きは支援金の受け取り方式がALL-inであるか?ALL or Nothingであるのか?で変わってくるので確認しておきましょう。

ALL or Nothing方式でプロジェクトに失敗してしまった場合、実行者は支援金を受け取ることができず、これまで集まった支援は支援者様に返金されます。

一方でALL-in方式の場合は、クラウドファンディング終了までに集まった支援金を、そのまま受け取り、プロジェクトを始めることが可能です。

以下の記事では、失敗に繋がる要因について詳しく解説していますので気になる方は合わせてご覧下さい。

関連記事:【必見!】クラウドファンディングを失敗したらどうなる?6つの失敗リスクと要因を解説

 

クラウドファンディングのページが作れるか不安です。

クラウドファンディングが初めての方であればプロジェクトページがしっかり作り込めるのか心配に思う方も多いでしょう。

そういった不安のある方はサイトスタッフと相談しながらページ作成が進められるサイトを選ぶのがおすすめです。サイトを選ぶ際にサービスの手厚さを重点的に見るようにしておきましょう。

For goodでは、サイトスタッフと相談しながらページ作成が進められる「いっしょプラン」がありますので気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

 

支援者様へのリターンはどのようなものが理想ですか?

クラウドファンディングでは、支援をしてくださった方に対して、何らかのしらの商品やサービスをリターンとして提供する場合がございます。

そのリターンは活動に沿ったオリジナリティのあるものが理想です。プロジェクトとリターンに関連があればあるほどより注目が集まり、支援していただける可能性が高ます。

以下の記事では具体的な事例を交えながら、リターンの作り方やポイントについて解説していますので、リターン選びに迷った方はぜひチェックしてみてください。

関連記事:【事例付き】クラウドファンディングのリターンを成功させる4つのポイントとは?

 

クラウドファンディングで禁止されていることは何ですか?

クラウドファンディングには、禁止事項が存在します。一例として、購入型・寄付型・投資型の3つにおける禁止事項は、以下の通りです。

・購入型:特定商取引法に違反すること
・寄付型:支援者に贈与をすること
・投資型:電話や訪問で勧誘すること(メール、Webサイト掲載はOK

そのほか、各プラットフォームの規約に禁止事項が定められています。

たとえば、CAMPFIREでは、定価を設定した商品について、定価とリターンの価格に大きな差があるプロジェクトは禁止です。
またMakuakeでは、サービス外での商業利用を目的とした利用が禁じられています。

公序良俗に反する内容や、反社会的勢力と関わる内容のプロジェクトは、どのプラットフォームでも掲載不可です。

 

個人の生活費をクラウドファンディングで集めるのは可能ですか?

個人の生活費は、クラウドファンディングでは集められない可能性が高いでしょう。
2016年〜2017年頃は生活費を募るプロジェクトが多かったものの、現在は各プラットフォームの利用規約で個人利用は禁止されています。

たとえばCAMPFIREでは、「極端に特定個人の目的と認められる」プロジェクトは掲載を断る旨が明記されています。

近年のクラウドファンディングは、個人の目的よりも社会貢献性が重要です。

 

クラウドファンディングのやり方・始め方|まとめ

今回は、クラウドファンディングを始める前に知っておくべきことと、
プロジェクト開始前〜掲載終了後までの流れについてご説明しました。

<知っておくべきこと>
・クラウドファンディングには様々なタイプがある。
・クラウドファンディングでは資金調達以外に、「思いを伝える」「認知を広げる」「仲間を集める」ことができる。

<注意点>
・目標金額に達成しない可能性がある
・リターン品とプロジェクトの実行が必須
・入金まで時間がかかる

<プロジェクトの流れ>
1.プロジェクトの内容、目標金額、リターンを決める
2.クラウドファンディングのページを作成する
3.プロジェクトをPRする
4.集まった資金でプロジェクトを実行&支援者にリターンを渡す

ぜひ、みなさんがクラウドファンディングを始める際の参考にしてみてください。

 

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