【達成率No.1】掲載手数料0円のクラファン>

ソーシャルグッドな
クラウドファンディング

ケニアの10代に、心のケア&キャリアガイダンスの合宿を届けたい!

サポーター

特定非営利活動法人ケニアの未来

SNSでシェアする
プロジェクトの相談をする

活動報告⑭:未来へ!活動報告最終回~行動を始め、続けるFuel(燃料)を!

2023/12/15 06:39

みなさん、こんにちは。ケニアの未来の橋場です。

本クラウドファンディング、最後の活動報告にお付き合いいただき、ありがとうございます!


私は、援助業界で支援をする側の人として、支援される側の人たちが自立しなければならないとか、彼らでできるような仕組みを作らなければならないとか、いつもそういうことを念頭に20年間、東アフリカで仕事をしてきました。


ですが、特にケニアの未来を始めてから、どうしても自分で行動できない人たちがいることを見てきました。


虐待は自尊心を踏みにじり、自分に何かができると到底思っていない場合が多いです。


設立当初に行った若い母親の女性たちへの現金収入向上支援の活動では、これを痛感しました。


自分を「支援の受け手」という立場にとどまらせ、受け身で待ちます。



手先が器用な若いシングルマザーたちは、すぐにビーズのバックを作れるようになったけれども、それを売る先を見つけてきたり、人と話してそれを売ったりすることが全くできませんでした。


シングルマザーへのビーズ製品の講習の時の様子


また、ある時、そのエリアの篤志家のようなビジネスで成功している女性が、同じ女性たちを助けようと自分の土地を農業のために、無償で与えることにしました。


彼女たちが比較的早く市場で売ることのできる野菜を作って現金を得ることができるようにと考えたのです。

誰一人、その土地にやって来て、無償でもらった資源を使おうとする人はいませんでした。


彼女たちの意見や意思から離れた場所で支援が外側からやって来てただ与えられたという状況は難しかったのだと思います。


それから、やはり自分がやりたいことや、これならできるという自分たち自身の意識づけを抜きにして、ただこれをやってみようと外から与えられただけでは、自分事として続かないと気がつきました。


失敗したからこそ、わかりました。


そして、それ以前に、彼女たち一人一人を丸ごと認める、存在価値を彼女たちが感じることができるようなサポートをすべきだったと思いました。


彼ら自身が行動し、自分の人生を変えていくことができる主体だということを認識しなければ、受けた支援を活かすこともできないと。



このような経験から、彼らが自分自身の強みや意思を確認すること、それを基に意識的に行動することが、その人の人生を変える一番の根本だというように考えるようになりました。


その自己認識は、意識的行動を持続させるための燃料(ケニアでは英語でFuelと言います。)のようなものになります。



11月末にキャリアガイダンスのために受けた講師研修でも、何度もこのFuelという言葉が出てきました。


失業、汚職、薬物、暴力など反社会的活動、この困難が多すぎるケニア社会で、ユースが自立をして生活していくのにはこの”Fuel”は必須です。


この合宿のプログラムは、自分は自分の人生のリーダーである、主役であるということを自覚し、行動を変えていくことことを促します。

 

心理サポートは、根本的なことなのに、ケニアではプラスアルファの扱いで、学校教育や家庭、施設の生活の中でも、彼らの話をじっくり聞く傾聴はあまりされていません。



合宿では、徹底的に自分と向き合い、そして、初めて自分の考えを言う、人に認めてもらう、自分にも価値があることを知る、もしかすると最初の機会になる子もいるかもしれないです。


このクラファンのおかげでこれを提供できることが、本当にうれしいです。


1か月半と長い期間だったので、いろいろと気づきもあり、またこの間、講師研修にも参加して、よりこの合宿の大切さを自分自身も再確認した日々でした。



この1か月半で、ケニア人で子どもの保護に関わる人たちの声、名もない人たちで大きな組織で働いている人たちではないですが、私がじかにケニアで見て、きちんと子どもやユースたちへの活動をしている人たちだけを取り上げました。


これをSNSやミライトークでお伝え出来たことは意味があり、こういう人たちが子どもを気にして、動いているということを知っていただくことができたなら、本当に手間をかけて良かったと思います。


気がつけば、ケニアでたくさん連携していました。



ご支援くださった皆さま、本当にありがとうございました!


今後とも、ケニアの未来の子どもたちへの活動、地域社会への取り組みを気にして見ていただけると嬉しいです!


常にケニア社会の現実と繋がって、ケニアの子どものリアルな状況に届く活動をしていきたいと思います。

 


クラウドファンディング、あと一日半あります。


どうぞよろしくお願いいたします!

このプロジェクトを支援する