10代の心のケア
ケニアの10代に、心のケア&キャリアガイダンスの合宿を届けたい!
みんなの応援コメント
riho
2023年12月16日
ケニアの子どもたちが幸せな人生を送れることを願っております! 応援しております!!!
sk
2023年12月16日
ますます活動が拡がっていきますように!
FOR GOOD
プロジェクト実行者が支援金を全額受け取れるよう、支援者さまからのシステム利用料(220円+決済手数料5%)により運営しています。
活動報告②それぞれの個性~ 合宿を支えるケニアの未来の若者スタッフ(支援者限定)
2023/11/14 19:13
今日は、ケニアの未来のスタッフで、今回の合宿にも参加する二人を紹介します。
一人は、ナイロビ大学の大学生で、ケニアの未来のインターンであったビクター。もう一人は、昨年ケニアの未来で非常勤スタッフだったフェリスタス。
この二人も泊まり込みの合宿に参加し、子どもたちと過ごして、アドバイスをしたり、そこまで意識的でなくとも、影響を与えることになると思います。
先日の合宿準備ミーティングでの2人
この二人は20代で、奨学金生に年も近く、自分自身も若者として、ケニアの教育制度の弊害や、社会で仕事に就くことの大変さ、様々な障害があることを、身をもって知っています。
なので、高みの見物的な感じではなく、同じ目線から子どもたちのモチベーションを上げることができます。
先日二人とミーティングをしました。キャリアガイダンスについて、ケニアではなかなか進路指導がないことも知っているため、キャリアガイダンスが重要で自分たち自身でも行えるようになれれば、と考えていて、講師研修(ToT: Training of Trainers)への参加にも意欲的です。
スタッフ二人は全く違うキャラ。
ビクターは、本当に子どもたちのお手本になる人物です。私も尊敬するほどの活発さ、行動力(プロアクティブさ)を持っています。黙って何もせずに待っていても、何もチャンスはやってこないケニアで、誰よりも自分から動くことの大切さをわかっているし、それを実行できる強さを持っています。
昨年の今頃、ビクターは、こんな小さな団体であるケニアの未来の日本語のウェブサイトページを自分でGoogle翻訳し、内容を把握したうえで、大学のインターンシップ先として選び、自分で連絡をしてきました。
こんな人は今のところ彼だけです。ケニアでも名の知れた規模の大きいNGO団体や政府系機関で学生はインターンシップをしたがりますが、ビクターは、ケニアの未来の活動内容を調べ、地域で住民参加で子どもの保護の活動をしていることを理解し、共感して自ら門戸を叩いてくれました。
まさに、「ドアは叩けば開かれる」を体現する人。
子どもたちにインスピレーションを与えられる人だと確信しています。
フェリスタスは、とても穏やかで優しい性格で、もう2児の母。ご両親が教育熱心で、彼女は3人姉妹の長女ですが、女の子全員を大学まで行かせました。
フェリスタスは、この奨学金生一人一人への接し方がとても丁寧でフェアで、きめ細かく様子を見てくれるなあと私は感じていました。それぞれを違う人として扱うことができる感じです。どちらかというとケースワークが得意なように思っています。
一度、ある奨学金生が職業訓練校で問題に直面しました。訓練校の教員がその女の子が素行不良だいう悪い噂をいろいろケニアの未来に言ってきたのです。私たちは先々を心配して、大事のようにとらえたのですが、実はその先生が言っていたことが真実ではなかったのです。
それにいち早く気が付いたのがフェリでした。フェリは、その奨学金生の女の子の性格をよく分かっていたので、「先生にたてついたので、先生から嫌われて目をつけられただけ」とわかったのです。
ケニア、特にカンバ民族の社会では、子ども特に女の子は口答えをしないということが当たり前となっていて、目上の人に何か反論することはもってのほかと思っている教員も多いのです。そんな中、その女の子は思ったことを黙っていられない性格。フェリはその子の単なる口ごたえが問題だったとわかっていました。そして、実際にたいした問題ではなく、その子は無事に訓練を終え資格を取り卒業しました。
フェリスタス自身もケニアの未来の業務の中で、この奨学金生のプログラムに一番やりがいを感じているようでした。昨年いったん退職し、妊娠・出産をしたのですが、私は合宿をするなら、フェリスタスに絶対に関わってもらいたいと考えていました。
こんな二人と合宿を行っていきます。
二人との交流を通じて、子どもたちがインスパイアされることを見守りたいと思います。
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