未来の自然
日本古来の伝統構法を残してゆきたい。命の喜びを思い出せる場所として。
みんなの応援コメント
銚子より応援しております
2024年3月31日
またお会いできる日を楽しみにしております
かね
2024年3月31日
最高のロケーションでヒデさんのコーヒーを飲む日を楽しみにしています。完成まで、心確かに、頑張って下さい!
FOR GOOD
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過去の活動「いのちの芸術祭」をご紹介します。
2024/2/15 12:23
いのちの芸術祭
今まで約9年間、珈琲の移動販売と、音楽を中心とした催しの企画・運営を行ってきました。
その中の一つとして以前、千葉県のいすみ市に住んでいた2019年の春、地球の未来を想い描き、3日間に渡り「いのちの芸術祭」を主宰した事がありました。
絵 宮田ともみ
当時、このパンフレットの表紙は絵本作家の宮田ともみさんに描いて頂きました。
絵の世界からも伝わってくる様に、この催しは地球の未来を願い、そのイメージが鮮明に生まれてきたもので、多くの人達に関わって頂いた事で実現した催しです。
photo noriko takakida artist wong wing tsan
私はある時を境に、この社会が多くの人の意識やその選択によって創られているのだと思う様になりました。
もし、未来を願うみんなの意識が集まり、一つの開かれた社会の場に、来場者を迎え入れる事が出来たら、どんな素晴らしい時間が生まれてゆくのだろう。自分の中には、まるで既に起きた過去の様に、そのイメージが鮮明に浮かび上がっていました。
photo noriko takakida artist yae
自然と芸術と命が響き合える社会を思い描き、取り組んでいったこの催しには、それぞれが地球の未来を願うご縁のあるミュージシャンや活動家をはじめ、約70人の表現者が集いました。
なぜ、出店者でなく表現者だったのか。それは、商いや経済が目的ではなく、自分自身の中にある世界を「表現」し、その結果として経済が流れてゆく、喜びの循環を大切にしたいと思ったからです。
photo noriko takakida artist masaya miyashita
今はまだ、お金が必要な社会に生きている私たちですが、これらをかたちにしてゆくためにも、やはり資金が必要でした。ですが、それらを超えて利害もなく、お金でもない、私たちが住んでいる地球の未来を純粋に願う人達が、無償の想いを持って参加をしてくれました。
そんな一人一人の純粋な想いが、次第に大きな輪になり、かたちになっていったのです。
photo noriko takakida artist deco nakajima & chouji suzuki
当時、私が住んでいた築100年の古民家の自宅に多くの表現者やスタッフが集い、打ち合わせを重ねていました。
打ち合わせの目的は繋がりを深め、意識を合わせてゆく事でした。
人から人へ、想いを繋ぐ
この催しを周知してもらう為には今の時代、SNSの様な媒体は必要だと思います。
でも、私は想いの宿った作品(パンフレット)を心から心へ、一人一人に直接手渡しをしてゆきたいと思いました。
「ひとつの想い」から生まれてゆく確かな広がりを、大切にしたいと思っていたからです。
photo noriko takakida artist hiro kawagishi & tomo amane
表現者やスタッフと共に迎えた当日。
それまでのみなさんの想いが波紋の様に広がり、3日間を通して約3千人近くの来場者が訪れました。
この催しは自分を含め、多くの人達の希望への一歩となりました。
気が回らない事や、身体ひとつで追いつかない事も多々あり、時にご迷惑を掛けてしまう様な事もありましたが、司会の手塚幸夫さんやスタッフの人たちをはじめ、表現者、会場の方々に助けられながら、無事に芸術祭を終了する事が出来ました。
photo noriko nozawa artist YURAI
自分らしくいられる社会
催し中や催し終了後に多くの方から「人生観、見る世界が変わった」「本当にやりたい事が見つかった」「生き方が変わった」「希望を感じた」「自分らしく居ていいのだと思った」「幸せな経済のかたちですね」「夢の様な時間でした」など、様々な方から、たくさんの声を頂くのと同時に、心が開かれた繋がりによって、大きな可能性が広がってゆくのを感じました。
そして「一人一人が自分らしく輝いて生きてゆける社会が、本当の意味で循環する社会へ繋がっている」のだと、この時思ったのです。
この場所で生まれた光の様な三日間は、今でもきっと多くの人達の心の中で静かに輝き続けている事でしょう。
photo noriko takakida artist rica
素晴らしい唄や表現の世界。また、来場者の方達との響き合いの中で、この催しがつくられてゆきました。
「お金と時間」という社会の仕組みによって失われた「もう一つの世界」
そんな世界を私たちは、心のどこかで探し続けている様な気がします。
2019年、春の出来事でした。
自分らしくいられる穏やかな世界が訪れる事を、願っています。
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