旅情庵YH復活
長野県木曽町の旅情庵ユースホステル復活!人と人の繋がりを生み出した場を呼び戻す




みんなの応援コメント
FOR GOOD
プロジェクト実行者が支援金を全額受け取れるよう、支援者さまからのシステム利用料(220円+決済手数料5%)により運営しています。
プロジェクトのポイント
1.2015年に閉業した旅情庵ユースホステルを復活させます。
2.ホステラーや若者、家族連れに向け、家庭的なYHを目指します。
3.リターンに、宿泊可能となった旅情庵YHの宿泊に招待します。
プロジェクトの詳細
はじめに
長野県木曽町の木曽駒ケ岳の麓にある旅情庵は明治8年に建てられた古民家を利用して1968年に旅情庵ユースホステルとして開業して以来、賑わいを見せていました。しかしペアレンツ(オーナー)である高田さんが高齢を理由に2015年に閉業しました。その後、地域おこし協力隊の木村さんの手により、移住支援を目的としたシェアハウスとして活用されてきました。
歴史ある旅情庵を再度ユースホステルとして復活させようというのが今回のプロジェクトの目標です。
かつて一世を風靡した「ユースホステル」は、簡易宿泊、今でいうゲストハウスのようなものだよ、と説明をされます。「ユースホステル」は国際ユースホステル連盟および一般財団法人日本ユースホステル協会が有する商標になり、「旅情庵ユースホステル」と看板を掲げ、開業をするには、日本ユースホステル協会の審査により決定されます。
ユースホステルの審査を受ける為に、簡易宿泊所としての整備を完了できるよう応援してください。
解決したい社会課題
物価高で旅行に気軽に旅行にいけなくなった社会的背景が、安価でとまれる宿泊施設として旅情庵ユースホステルを復活させたいという願いにつながりました。
ユースホステルはだれもが安全に楽しく、そして経済的に旅が出来るようにと考えられ、ドイツで生まれました。
青少年の自然とのふれあい、歴史や文化を内包する土地での体験をひとつの目的としています。旅をする、土地を知る、人を知る、絆を生み出すという一連の流れが、ユースホステルでは育まれてきました。
旅情庵を起点にして、豊かな自然のある木曽エリアで様々な自然体験を、見知らぬ人と縁を築いていくアットホームな体感を、より長く、より多く持って、今後の人生の豊かさを深めていく礎にしてほしいと願っています。
旅情庵が「体験格差」と呼ばれる社会課題を解決する場の一つになるのではないかと想定しています。
この課題に向き合う背景
私達は子どもが生まれてから、子連れでも気兼ねなく泊まれるような宿を探してしました。
泊まること自体が体験となるような付加価値の高い宿に泊まったこともありますが、宿泊先での「遊び」がメインになってしまい(それはそれで大事な体験で楽しかったのですが…!)、子供を連れて地域を歩いて、歴史や文化を感じるということが疎かになったこともあります。その為、安価で簡素な宿での宿泊が「地域に暮らすように」訪れることができ、その地域のことをより深くより多く体験できる場だと考え、選ぶことが多くなりました。
実は、木曽に移住する前は、浜松市の自宅を民泊として開放していました。私たちと同じような家庭を想定していましたが、家族連れだけでなく、グループでのご利用や女性の一人旅を受け入れること度々あり、安宿&家庭的な雰囲気の宿泊施設の需要が十分にあると分かりました。
旅情庵に出会い、ここでゲストハウスを開業しようと考え始めた当初も、私たちの移住のきっかけの一つになった木曽のおもちゃ美術館、木曽福島スキー場にも近いこともあり、ターゲットは同じように家族連れを想定していました。
しかし、旅情庵がユースホステルであった歴史を知り、かつての賑わいの写真を見る機会があり、当初のターゲットである家族連れはもちろん、若者たち、そしてかつて旅情庵を愛していただいたホステラーの方たちにも利用していただきたくユースホステルとして登録・開業したいと考えるようになりました。
旅情庵の再開に向け、前ペアレンツの高田さんや、毎年集まるホステラーさんたちから聞く話、近所の方が畑仕事の合間にしている立ち話、施設内から出てくる歴史的な文献や資料、ネット上で調べる事柄から、旅情庵の建築物として、またユースホステルとしての歴史を知るようになり、この旅情庵を継続させていきたいとの思いが強まってきました。
旅情庵という名前の由来も、初代ペアレンツが常連だったという広島県のMGユースホステルの茶室から頂いたということです。
MGユースホステルの歴史もまた深く、そこから頂いた名前とユースホステルであることを途切れさせるには惜しまれます。
また、旅情庵は2017年から今日まで、旅情庵をシェアハウスとして運営する木曽町移住サポートセンターの木村耕紀さんの手により様々な活用もされてきました。
農業を体験する場農泊として、アーティストの方々が作品を作るためのアトリエとして、そして木曽に移住を考える家族や若者たちの試住の場として、多くの方々が長期滞在され、新たな歴史も刻んでいます。
今後も、現在の木曽への体験をベースにした長期滞在がシェアハウスとしての形も維持し、ディープな木曽を楽しむ層を変わらず受け入れていけるよう運営していきたいと考えています。
このプロジェクトで実現したいこと
旅情庵ユースホステルは2015年に一度閉業しているため、再開させるには簡易宿泊所の営業許可を再取得しなければなりません。
その中で必須となるのが、消防設備(煙感知器や熱感知器、自火報板等)の更新です。昭和の設備のままの箇所も多々見受けられ、現在の消防法に適合したものに変更しなければならないため、多額の資金が必要になります。
また、トイレや風呂設備も凍結防止のため最小限を除いてほぼ撤去されているため、宿泊時にご不便をかけないためにも増設が必要になります。
まずは今夏のプレオープンを目指して、消防設備にかかる100万円を皆様のご協力をいただいて集めたいと思います。その他に関しては、私達で借り入れをしたり、補助金を活用し、水道衛生設備、電気設備を更新し、快適に泊まれるようにしてまいります。
リターンについて
応援していただいた皆様にはお礼として、再開した旅情庵の宿泊券などのリターンをご用意させていただきます。
応援メッセージ
木曽町移住サポートセンター / 木村耕紀
旅情庵との出会いは木曽町地域おこし協力隊になり2年目の2016年頃。そのころ旅情庵はもう閉業していましたが、宿泊機能は残っていて移住体験や滞在ができそうな場所でした。
建物に一目惚れして、持ち主の高田さんともお話しして、とても良いかたであると感じました。
「もし使わせてもらえる時があれば連絡ください」とお話ししました。
それから1年後、大原地区の方から「一緒に旅情庵を活用して、農林業の振興をやらないか」とお声替えいただきました。それが今、旅情庵を運営する団体である木望農会(きぼうのかい)です。
その声がけが私にあったのは、持ち主の高田さんが、私が「使わせてほしい」と言ったことを覚えていてくれ、私を推薦してくれたのだと、後々わかりました。とても嬉しかったです。
旅情庵の歴史を知っていくと、私が「良い」と感じたことは多くのホステラーが感じていたことだと知りました。
2017年頃から本格的に、シェアハウスや移住体験、試住などの施設として旅情庵を活用させていただき、2019年から農業体験なども本格的に始動していきました。旅情庵を経由して移住をした方も少しづつ増えていきました。
そして、木望農会として旅情庵に新しい管理人を迎え、さらに多くのかたが旅情庵に集えるように、そして木曽町で移住体験できるようにリニューアルします。そのためにこのクラウドファンディングが成功する必要があります。
ぜひ、ご協力お願いします!!
※木望農会(きぼうのかい)とは木曽町大原地区のかたを中心にした農林業振興を目的とした団体です。2017年設立の任意団体。
※木村さんのコメントの写真付きのものを活動報告に掲載します。文章は同じものですが、お読みいただければ幸いです!
旅情庵ユースホステル OB会/ほそめなおみ様
五月。ホントに久しぶりに訪問したのに、その後、旅情庵管理人である小橋との、X(旧Twitter)ツイッターでの交流が縁で、このクラウドファンディングの応援の取りまとめのお手伝いしてる。
旅情庵は、私が若い時行ったところ。その頃の経験は、一生の宝です。(まさかずいぶんご無沙汰してたのに、こんなに受けいれていただき、感動)
サードプレイスゲストルーム ペチカンズ木ほ曽 主宰 池戸通徳
小橋さんと僕は2024創業木曽ゼミで共に学んだ仲間です。地域おこし協力隊になる前、旅情庵で諸先輩から心温まる歓迎を受けました。今は木曽町の空家を改修し移転して、子供食堂を軸に飲食業へと向かうところです。
サードプレイスの要素もある旅情庵は、親しみ深く居心地の良い空間を創り上げる事でしょう。期待して応援しています。
スケジュール
6月 消防設備更新工事(100万円)
7月 水道設備更新工事(100万円)
7月 ユースホステル協会への登録・申請
7月31日 クラウドファンディング終了
8月1日 プレオープン
8月15日 リターン品送付開始 届き次第リターン品である宿泊券利用可能
8月~9月 ユースホステル協会による登録審査 …受かりますように!
10月 グランドオープン
******
「ユースホステル」は、国際ユースホステル連盟および一般財団法人日本ユースホステル協会が有する商標です。ユースホステルとしての開業が認可されるかどうかは、日本ユースホステル協会の審査により決定されます。
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支援金の使い道
消防設備更新工事:100万円
トイレ増設工事:70万円
その他水道設備更新工事:30万
木曽町創業支援補助金を利用する予定です。経費の半額が上限100万円支給されます。まず、最低限必要な消防設備更新費として100万円の半額分の「50万円」を目標にしています。
ネクストゴール…行きたいな!100万円を集めれば、クラウドファンディングで応援していただいたお金で、トイレや水道も改修出来るので、ぜひ応援よろしくお願いいたします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
さいごに
物価高や実質賃金マイナス等、生活にマイナスな実態が多い中、若者たちの未来に希望を残すことが大人の責任と使命であると考えています。
ユースホステルの理念を再確認し、旅情庵を通して人とのつながり、明るい未来への道筋を描いていけるよう、私たちが新たなペアレンツとなってこの場所を守っていきたいです。
ご協力よろしくお願いします。
PROFILE

小橋能
▼小橋能
静岡県浜松市出身。鳥取大学農学部修士課程卒業。
学生時代はサイクリング部で自転車に乗ったり徒歩で全国を駆け巡り、ゼミやサークルで環境問題を学ぶ。
太陽光発電営業、養蜂業、青果仲卸、運行業やビル管理等を経験。
2021年副業で自宅のログハウスで民泊を開始。2024年、本格的なゲストハウス運営のため脱サラし、長野県木曽郡木曽町の旅情庵に住込管理人として家族で移住。
▼小橋志穂(旧姓 田中)
島根県出身。島根大学生物資源科学部卒業。
肉牛肥育農家に生まれ、牛の背中に乗って育つ。近世の農業技術史を学び、サークル活動として学校ビオトーププロジェクトに参加し、池を掘っている先輩を尻目に小学生と遊ぶ日々を過ごす。
スーパーの青果担当、情報サービスの事務職、輸入食品の販売等を経験。
出産・育児を機に子供が自由に遊べるプレーパークに共感、のびのびとした子育てに取り組む。
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akz
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鈴木悠大
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応援しています!
ヒロちゃん
2024年7月31日
応援しています!