猫の殺処分ゼロ
ネコリパ東京シェルター存続の危機!都内に中古一軒家を購入改装し猫助けを加速したい
みんなの応援コメント
LuNagi
2024年12月1日
皆さんとネコさんたちが快適に過ごせるお家が出きるよう応援しています
りかっちゃん
2024年11月30日
ラスト追いクラ間に合った〜!!
FOR GOOD
プロジェクト実行者が支援金を全額受け取れるよう、支援者さまからのシステム利用料(220円+決済手数料5%)により運営しています。
シェルターが繋いだ命、そしてずっとの家族へ 〜ホイップ&焼きうどん〜
2024/10/24 10:00
今回の活動報告は、ネコリパ東京スタッフ三澤よりお届けします。
スタッフの三澤は、ネコリパに入ってすぐに個人的に保護をしなければいけない猫たちと出会います。勇気をもって保護をして、ネコリパハウスがあったからこそ救われた2匹の感動のお話です。
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ネコリパハウスがあったこそ繋げられた尊い命「ホイップ&焼きうどん」
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ホイップと焼きうどんは同じ現場で私が保護しました。
その現場というのは、高齢単身者のネグレクトのような現場でした。。
家の中は、ゴミで埋め尽くされ、飼い主さんも病気で末期の状態でした。
発見時、ホイップと焼きうどんは身動きも取れないような小さなキャリーとケージにそれぞれ入れられて、もう何日もご飯もお水もを貰えていないような状況でした。2匹とも体重は2.3キロほどしかありませんでした。



飼い主さんも体調が悪く、施設に入る予定。もう手放したいとのこと。
なんとかすぐに保護したい!そう思いました。
しかし我が家にも猫が3匹。預かり中の猫1匹居るため、これ以上の無期限の預かりには正直不安がありました。
知り合いの保護団体さんに相談してもどこも手一杯。中々預かってもらえる場所が見つかりませんでした。
当時、私(スタッフ)はネコリパで仕事をはじめたばかりだったので…すぐにネコリパに相談することに躊躇していました。(勤務開始して2日目ぐらいの時でした)
入ったばかりで迷惑をかけてしまう。他にも保護しなければならない猫達はたくさんいる。なんとか自分で預かり先を探さなければ…。
でも、受け入れ先は中々見つかりませんでした。
それでも、なんとしても助けたい!
意を決してネコリパに相談をしました。
すると、1ヶ月の検疫期間を過ぎたらネコリパで引き受ける。そう言ってくれたのです!!
1ヶ月という期間限定なら。我が家でお世話することはできる!これですぐに保護できる!!
ホイップも焼きうどんも人間が大好きです。
きっと飼い主さんに可愛がられていたのでしょう。ご自分が病気になってしまい、どうしようもなかったのだと思います。
保護した日の2匹↓


焼きうどんは保護当時、トイレで排泄ができませんでした。下痢も酷かったです。
そして、ケージの中でガリガリと床などを掘ります。
おそらく小さなケージの中でそうしていたのでしょう。
ご飯もいくら食べても満足しません。きっと、次にいつ貰えるかわからない。という本能からだったのだと思います。
トイレで排泄ができないことは、ずっとのお家を探すのには大きなハードルになります。

シェルターに移動してからはスタッフ、ボランティアさんみんなで試行錯誤して、数ヶ月かけて焼きうどんはトイレで排泄ができるようになりました。通院してお腹もケアしてもらい、下痢も治りました。
ご飯は他の猫よりたくさん食べますが、異常な行動は無くなりました。
ホイップは、焼きうどんに比べると状態は安定していました。高齢ではありましたが、小柄で愛らしくスリゴロさん。お膝大好き。これなら沢山の人に可愛がってもらえるカフェの方がずっとの家族と出会えるのでは。と、谷中店にデビューしました。
案の定、カフェでも愛らしさを発揮してお客様からも可愛がってもらえていました。
谷中の保護猫カフェにて↓

しかし、ある日体調を崩してしまい猫カフェでは落ち着いて治療ができないということで、シェルターへ戻りました。こうした、体調の変化に迅速に対応するためにもシェルターは本当に無くてはならない存在なのです。
高齢のホイップは、一度体調を崩してからは、いろんな不調が出て、ご飯が食べられなくなってしまいました。
病院で鼻からカテーテルを入れてもらい、そのカテーテルから栄養を入れ、毎日点滴、投薬をして、なんとか持ちこたえている状態が続きましたが、腎臓機能低下から高血圧になり、網膜剥離を起こして目が見えなくなってしまいました。


ある日、鼻のカテーテルが抜けてしまい、これ以上カテーテルを入れ続けるのは、ホイップにとって苦痛が大きいのではないかと緩和ケアに切り替える決断をしました。
しかしなんと!その日から!ホイップは自らご飯を食べるようになったのです。
痩せてしまった身体は、段々とふっくらしてきました。

猫の、純粋に「生きる」力には本当に驚かされます。目が見えなくても。ご飯も食べれるし、トイレもできます。猫は本当にすごい。
そして、2匹共今は、新しいずっとの家族とそれぞれ幸せに暮らしています。
ホイップは網膜剥離で目は見えませんが、目が見えないことも含めて、ホイップを家族に迎えたいという運命の里親さんと出会い幸せに暮らしています。
毎日の補液や投薬も継続しながら、沢山の愛情を里親さんから注がれて幸せに暮らしています。

焼きうどんも、とっても素敵な家族と出会うことができました。
同じネコリパ出身のわりんちゃんと一緒に、愛あふれるお家で、最高に幸せな日々を送っています。


過酷な環境で過ごした日々から、
ネコリパのシェルターがあったから、救えた2つの命。
私がこの2匹に巡り会ったのも偶然のようで必然だったのかもしれません。
猫神様が、ネコリパに繋ぐようにと。私に与えてくれた大切な経験だと思っています。
シェルターで、思いっきり身体を伸ばして寝ている姿を見た時に、助けることができて本当に良かった。そう思いました。
「この世の全ての猫に安心して眠れる場所とお腹いっぱいの幸せを与えたい」
このミッションの、シェルターでのほんの一部のお話しではありますが、これは持続可能にしていかなければ成し遂げることはできません。
シェルター存続のために。どうか、どうかお力をお貸しください。
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高齢者の方のネグレクト問題。
多頭飼育崩壊問題。
これから、超高齢化社会へと向かう日本にとって、どんどん増えていく問題であると感じています。
ただ、相談する場所がない、相談する術を持たない、解決方法を知らない、、、といった情報難民の高齢者が未だに多く、本来なら未然に解決できる問題が、発覚したときには手がつけられなくなっている、、という事例が非常に多いのです。
私達ネコリパブリックの役割は、保護をする、譲渡をするだけにとどまらず、情報を発信し、そういった方々まで届ける力を持つことだと思っています。
また、個人のボランティアでは負担が大きすぎて解決できないことも、組織として解決していける大きな力を持つ。ということも私達の役割だと信じています。
このネコリパハウス東京は、こういった問題の初期行動を起こすために、必要不可欠の場所なのです。
どうか、ネコリパ東京シェルター存続のために、引き続き、応援拡散お願いいたします!
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