いつもSENDA-Projectへの温かいご支援と応援をいただき、誠にありがとうございます。
これまで、「子どもから話を聴く」「センチネル・インジュリー(警告損傷)」「熱傷」「皮膚損傷」と、4つの教材をご紹介してまいりました。実際に教材をご覧いただいた皆さま、いかがでしたでしょうか?日々の学びとして、現場で子どもと接する際の参考にしていただけていれば嬉しく思います。本日は、シリーズ第5弾となる教材をご紹介します。
皆さまからの多大なご支援により完成した「子ども虐待とネグレクトについての重要な知識」は、子ども虐待に関する基礎知識を学ぶ全11タイトルのeラーニング教材です。
本日はその中から、「性虐待:性虐待に関して最低限知っておくべき12の事柄」をご紹介します。
「話したら、ママが傷つくだろうと思ったから」
「誰も私のことを信じてくれないのが怖かった」
「秘密にするように言われたの」
「とにかく怖かった」
これらは、性虐待の被害を打ち明けられなかった子どもたちが実際に語った言葉です。子どもが被害を打ち明けるまでには、数ヶ月から数年を要することも少なくありません。そこには、周囲の反応への恐れや、自分を責める気持ちなど、子どもなりの理由があります。
性虐待が疑われるケースの多くは、明らかな損傷も、性感染症も、目撃者もありません。だからこそ、子ども自身が語った内容こそが最も重要な証拠であり、周囲の大人がその言葉にどう向き合うかが、被害の真実に近づく鍵となります。
本教材では、こうした子どもの心の動きと、正しい向き合い方を理解するための12の事柄を、実際の症例とともに学びます。
- 子どもの語った内容が最も重要な証拠である
- 被害の打ち明けには、長い時間を要する
- 子どもが被害を打ち明けないのには、それなりの理由がある
- 打ち明けるまでに要する時間は、子どもにより様々である
- 子どもが虚偽の説明を行うこともある
- 打ち明けるとき、子どもはあなたを注意深く観察している
- 子ども自身の経験に基づく開示内容が、重要な証拠となる
- 司法医学的診察:所見が正常であることが圧倒的に多い
- 所見が「正常」であることは、「何も起こっていない」ことを意味しない
- 性感染症は、必ずしも性的接触のみによって生じるわけではない
- 損傷所見よりも、性感染症が確認される可能性の方が高い
- 心理的影響はより深刻である
■ 教材の特長
- 当事者の声を伝える動画教材 実際に被害を経験した方々の言葉をもとにした動画「子ども達の声」を通じて、打ち明けるまでの心の葛藤を学びます
- 「撤回」のリスクを学ぶケーススタディ 打ち明けた後の家族の対応によって、子どもが話した内容を撤回するリスクがどう変化するかを、実際のケースを通じて学びます
- マッチング形式の設問 加害者が被害児を沈黙させる典型的な手口(支配・強要・グルーミングなど)を、具体例とともに分類しながら学びます
- 診察所見の正しい理解 性虐待が疑われるケースであっても診察所見の多くが「正常」であるという事実や、その解釈に関する国際的な基準についても解説しています
- 補足資料:「性虐待が疑われる小児事例における医学的所見の評価:2023年改訂版」を掲載


子どもの診察に関わる医療従事者はもちろん、保育・教育・福祉など、乳幼児に関わるすべての専門職の方におすすめの内容です。
教材利用期間中の支援者の皆さまは、以下のリンクから教材にアクセスしていただけます。
(ご利用には返礼品として発行されたログインID/パスワードが必要です)
Evidentia Learning 子ども虐待とネグレクトについての重要な知識「性虐待」
引き続き、全11タイトルのシリーズとして教材をひとつずつご紹介していく予定です。次回の投稿もぜひお楽しみに。
◆◆ 医療機関・自治体・子どもに関わる団体での導入をご検討の方へ ◆◆
SENDA-Projectでは、一人でも多くの子どもたちを守るため、本eラーニング教材の組織単位で導入・活用いただける体制を目指しています。
「院内のスタッフ・職員に研修として受講させたい」
「自治体や関係機関の研修プログラムに組み込みたい」
「組織単位でのグループ運用や導入方法について相談したい」
このようなご要望がございましたら、SENDA-Project事務局(iJapan株式会社)までお気軽にお問い合わせください。組織の規模やニーズに合わせたご提案をさせていただきます。
その他、ご利用に関するご質問・ご相談や、教材をご利用いただいてのご感想・ご意見などがございましたら、ぜひお気軽にお寄せくださいませ。
皆さまからのお声を、今後のSENDA-Projectの活動や新たな教材制作の参考にさせていただきます。
引き続き、SENDA-Projectをどうぞよろしくお願い申し上げます。
SENDA-Project事務局
【お問い合わせ先】 SENDA-Project事務局(iJapan株式会社)
メール:connect@igroupjapan.com