平和を舞台で届ける
「平和」と「命」の尊さを沖縄から舞台化へ~戦後80年、対馬丸ものがたり~




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2025/5/13 15:49
\ 応援団4/ 絵本画家 磯崎主佳さん 応援メッセージ

応援団4/
8月16日に予定されている、舞台へのクラウドファンディングについて
絵本画家 磯崎主佳さんより、応援メッセージが届きました
メッセージ
磯崎主佳(いそざきちか)と言います。
私は沖縄戦の絵本や紙芝居を作るということを、この十数年やっています。
実は、4年前に「対馬丸」のことも紙芝居に書かせていただきました。私は絵を担当しています。
この紙芝居を書く時に、やはり当時子どもたちが那覇港から船で長崎に向かったということだったので、「船から出港して、海に向かっていく」という場面とか、ちょっとイメージしたくて、(実際に)フェリーで那覇から奄美大島までの旅をしました。
この時、「やっぱり行ってよかったな」と思うのは、海上に出た時に、「本当に自分っていうのも、すごく小さな存在だ」ということを実感したことと、真っ暗な海の中で、米軍の砲弾にやられて、船が沈んで海に投げ出された子どもたちの思い、この恐怖っていうものがすごく切実に迫りました。
海の色はやっぱり、外洋は違うんですよね。深い色です。しかもその海の上に投げ出された後、何日間も漂流するんです。
(当時の)子どもたちの思いっていうのを、すごく強烈に感じたという経験があります。今回、亞門さんがこのクラウドファンディングを始めるというのを聞いて、素晴らしい取り組みだと思いました。
舞台というのは、たくさんの人が関わって、作り上げていくものです。
しかも、クラウドファンディングという形を取ることによって、少しでも協力したい「自分も平和について何かできることはないか」と思っている人たちが関われる。
そういう、いろんな人たちの気持ちや祈りというものが、一つにまとまるというか結実するような、舞台になったらいいなと思っています。私は、平良啓子先生から紙芝居を作るときに、いろんな質問をしました。
この時、啓子先生というのは、迷いのない、淀みない、明快な言葉で、すべての質問に答えてくださいました。
そして、とてもやっぱり印象的だったのは、「人間っていうのは、やっぱり本当に辛い時ほど、本能的なこの人間というものを持っている底力というのが発揮されるんだ」というのを“人ってすごいな”というふうに感動を、すごく会話の中で感じたんですね。だからやっぱり、私たちは“生かされている”、“生きている”ということを、もっともっと重く受け止めて、“繋いできた命”を“命で繋いで”、さらに繋いでいくということが、できたらいいなと、私なりに思っています。
プロフィール
磯崎主佳(いそざきちか)
1971年神奈川県生まれ
1994年女子美術大学卒業
1996年東京藝術大学修了
1996年から成城学園中学校教諭
2002年教諭を退職し沖縄移住。染織工房で学ぶ。
2008年より県内中学校、専門学校に勤務
現在南城市内中学校教諭
主な出版
「いただきます」「のりひで・小さな命の物語」「6月の空・宮森630」「白梅学徒隊きくさんの沖縄戦」「石になった少女・戦場の子どもたちの物語」「おばちゃんのバンザイ岬」「ばぁばがえみーだったころの話」「シェフで行こうぜ!」「対馬丸へのいのり」など
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