パレスチナ支援
映画ノーアザーランドの舞台!占領や入植被害が深刻なマサーフェルヤッタを支援したい
みんなの応援コメント
FOR GOOD
プロジェクト実行者が支援金を全額受け取れるよう、支援者さまからのシステム利用料(220円+決済手数料5%)により運営しています。
2025/11/7 12:00
Peace Bearer イヤールさんからのメッセージ
皆さん、こんにちは!ドキュメンタリー写真家の森佑一です。
この度は、ヨルダン川西岸マサーフェル・ヤッタを支援するクラウドファンディングをサポートしてくださり誠にありがとうございます。
本日、皆様から頂いた支援金の方が入金されましたので現地で活動する方への送金準備を始めます。今回、For Goodを通して87名の方から合計755,000円を、また別途7名の方より合計143,532円の寄付も頂戴しております。
こちらからリターン準備費用と送金手数料などの経費を差し引いた金額を送金させて頂きます。また今後、支援金が現地でどの様な用途で活用されるかについては、詳細が決まり次第お知らせ致します。
また大変お待たせしております支援者の皆様への御礼メッセージやリターンの方は12月上旬に送信および発送予定となっておりますのでもうしばらくお待ちください。
また最近、今回のクラウドファンディングの支援先とさせて頂いているPeace Bearerのイヤール・シャニさんより近況のお知らせが届きましたので、以下に翻訳したものを共有させて頂きます。
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

こんにちは。
私はタイの僧院で3か月間を過ごして戻ってきました。
この時間を通して、自分の内側を見つめ、心の傷を癒し、心が本当に望んでいることに耳を傾けてきました。
今は、「この地で自分がどこに身を置けば、皆にとってより良くなるのか」を探っています。
私の帰国と同時に、生存していた人質全員が解放されました。これは、私たちが癒し合い、互いを思いやる力を得るのに十分なことです。残された遺体の帰還を願いながら、祈りを捧げています。
私は「平和をもたらす役目」を素晴らしい仲間たち(アッシ、サレム、ドリット、アサフ、ムハンマド、ダニー)に託してきました。そんな彼らを支え、マサーフェル・ヤッタを訪問している人々もいます。
私が去ってからさらに混沌とし不可能に近い状況の中で、彼らがいかに繊細で、賢明で、深い共感をもって行動しているかを見てとても嬉しく思いました。
その中で最も衝撃的だったのは、入植者イノン・レヴィによるアウダ・ハザリーン殺害事件でした。彼は未だにまるで何事もなかったかのように自由に歩き回っています。
一方、ウンム・アル=ヘイル村では多くの逮捕や脅迫があり、「パレスチナ側に暴力があったから武器の使用や殺害は正当だった」と認めさせようとしています。
さらにイスラエル当局は入植者の過激派を支援しているようで、数日前にはこの村に即時執行の家屋解体命令を14件も出しました。
映像の中で、ウンム・アル=ヘイル村で暮らすパレスチナ人のイードが語る繊細な言葉を聞くことができます。彼は、これまでにあらゆる経験をしてきたにも関わらず、憎しみを持たず、今も平和とすべての人が自由で平等に生きられる未来を信じ続けています。
彼は私たちに、イスラエルや世界に影響を与え得るすべての人々(政治家、メディア関係者、意思決定者に影響を与えられる人)にこのメッセージを広めるよう求めています。この不正な決定を覆すために。
ヨルダン川西岸全体、そして特にマサーフェル・ヤッタにおける生活上の困難は、以前にも増して深刻になっています。
現地のパレスチナ人たちは、2年以上に渡りイスラエルでの就労収入がありません。戦争前は毎日13万人の労働者が許可を得て働いていましたが、今はわずか8,000人。しかもシン・ベト(イスラエル公安庁)の許可証が必要で、月に4,000〜5,000シェケルの費用がかかります。
パレスチナ側で仕事を見つけるのは難しく、最初は野菜栽培のために苗木や灌漑用パイプを配布していましたが、丘の少年(入植者)たちに土地を奪われたり、入植者の家畜に踏み荒らされたりして、続ける意味がなくなってしまいました。
イスラエルはヨルダン川西岸への軽油やガソリンの供給も減らしており、マサーフェル・ヤッタのような遠隔地では移動が非常に困難になっています。過激な入植者や軍は、何の配慮もなくパレスチナの村々に侵入し、住民の生活をさらに苦しめています。
警察も非人道的で、良くてその状況を見て見ぬふりするだけで、法的手段で憎悪を助長させるようなことさえします。
この状況が変わるまで、私たちは多くの助けを必要としています。中には、現地の生活を支え、人々が「生きること」を信じ続けられるための経済的な支援もあります。例えば、乳児食や薬の購入、手術費の支援、子どもたちが学校や大学に復学できるサポート、地域の生計支援プロジェクトなどです。
もし少しでも協力したいと思ってくださるなら、こちらのリンクから「寛容の実践」として寄付をお願いします(寄付金控除の領収書は自動で発行されます)。
ありがとうございます。
イヤール
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