子どもたちの健康
子どもたちに健康な未来を届けたい! 全国のオーガニック給食を支援するプロジェクト
みんなの応援コメント
FOR GOOD
プロジェクト実行者が支援金を全額受け取れるよう、支援者さまからのシステム利用料(220円+決済手数料5%)により運営しています。
2025/10/22 08:00
「思風丸寄金の会」様よりご寄付をいただきました。
広島県広島市中区で運営されていた「夕焼けぽっぽ食堂」は、おとなも子どもも、美味しい食事を囲みながら笑顔があふれる、温かな場所でした。
食堂で使われる食材は、有機・無農薬・自然農法などによるお野菜を中心に、調味料や油にいたるまで、身体にやさしい素材が選ばれていました。

代表のハツヤレイコさん(以下、親しみを込めて「レイコさん」と呼ばせていただきます)は、かつて東京で海外ウェディングのプロデュース会社を経営されていましたが、会社を閉じてお母様の介護のため広島へ戻られました。
持病を抱えながらも、「自分の手料理で誰かを喜ばせたい」と、週に一度の子ども食堂を始められたのが「夕焼けぽっぽ食堂」の始まりです。
レイコさんは、集まってくる子どもも学生も大人も、誰に対しても分け隔てなく声をかけ、味噌づくりや田植え・稲刈りなどの体験イベントも企画されてきました。好き嫌いのある子どもにも優しく寄り添い、「食べれないの? 農家さんが一生けん命つくった野菜やけん、残したら可哀そうやけんね。おばちゃん、食べてもいい?」と語りかけ、自ら残したものを平らげて見せる。決して責めることはありませんでした。
その姿に子どもたちの心も動かされ、次第に苦手な食材にも挑戦するようになり、食べ残しが減っていったそうです。やがて成長した子どもたちがボランティアとして食堂を手伝うようにもなりました。
活動の輪が広がるなか、この春には持病が急速に悪化しましたが、5月にはレイコさんの発案で「ひろしまこども食堂フェア」が開催されました。すべての商品が売り切れるほどの盛況で、フェアの成功を見届けたのち、5月最終週の「夕焼けぽっぽ食堂」を最後にレイコさんは引退されました。
その後まもなく体調が急変されましたが、最期まで「子ども食堂のおばちゃん」としての生き方を貫かれました。
「夕焼けぽっぽ食堂」は、代表のご逝去にともない幕を閉じましたが、その精神は今も多くの人の心のなかで生き続けています。広島の地でレイコさんが育まれた温かな輪が、これからも受け継がれていくことを信じてやみません。
レイコさんのご逝去を悼み、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

このたび、「思風丸寄金の会」様より、レイコさんのご遺志を汲み、ご香典の一部をクラウドファンディングにご寄付いただきました。心より感謝申し上げます。
オーガニック食材を活用した子ども食堂の取り組みは、私たちが実施する「オーガニック給食推進助成」の対象でもあります。「食を通じて子どもたちの健やかな成長を支えたい」という願いは、まさにレイコさんが「夕焼けぽっぽ食堂」で貫かれた理念と重なります。
その想いを次の世代へとつなぎ、全国にオーガニックの輪が広がるよう、今後も取り組みを進めてまいります。
「思風丸寄金の会」様の応援コメント
広島でオーガニックの野菜や食材で、7年にわたり子ども食堂『夕焼けぽっぽ食堂』を運営されてきたハツヤレイコさん。この8月に78歳で天国に召されました。レイコさんの遺志で、香典の一部をどこかに募金をしていただきたいとお願いされていました。一緒に活動した団体名で、レイコさんの思いを込めて、応援させていただきました。全国にオーガニック給食が広がりますように。レイコさんは、私たちみんなの大きなお姉さんでした。

リターンを選ぶ