能登半島地震復興応援
能登半島地震復興応援の紙芝居を制作&上演して、能登の人たちの心を記録し伝えたい
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2026/3/29 10:25
第2話『やまぶしのかたりべ』~珠洲市編公開します~
お待たせしましたです!!
こちらの活動報告ご参照くださいませ
https://for-good.net/project/1003190/activity/detail/13372
https://for-good.net/project/1003190/activity/detail/13412
ではでは早速!!
『能登のあたらしい昔話』紙芝居・第2話をまるっと!お届けします🙇
是非、読み物としてご覧くださいませ🙇
※今回、紙芝居のト書きは短めに編集しています
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能登のあたらしい昔話第1話
『やまぶしの かたりべ』


ここは、日本の真ん中、
能登半島の先っぽ・珠洲(すず)の港町。
海がとっても美しく穏やかな場所です。
空も海も、ここに住む人々を
いつもあたたかく見守っています。
自然達は朝陽を浴びてご挨拶。
そして欠かさず、この方々にもご挨拶。

たかくらひこ:
「みんな!おっはよ~~~!」
御使いのイルカ:
「キュッキュキュ~~~」
珠洲の海を守るカミサマ、たかくらひこのかみ です。
彼は、イルカを御使いにしている海の神様。
そして珠洲にはもう一人、この町を見守る
女神がいます。

みほすすみのみこと:
「みんな~!たかくらひこ~!おっはよ~!
今日も一日、よろしくね~!」
みほすすみのみことは、港町に佇む山を守る女神です。
海を守るは、たかくらひこ。
山を守るは、みほすすみ。
この山の名前は「山伏山(やまぶしやま)」。
…「やまぶし」という名前がついているだけに、
山伏さんは、いないのかな?
♪ブオ~~~~~~♪
おやおや、山の中から、音が聞こえてきましたよ?

いた、いた!やまぶしさん。
彼の名は、「常陸坊 海尊(ひたちぼう・かいそん)」。
かいそん:
「おお~~~いみんな!朝だぞ~~~~!!」
彼は、古い時代からずっとずっと、このやまでやまぶしをしています。
実はこの山伏さん。
古い時代の人。この山の、とある伝説に登場します。
その伝説とは…

おお~!かっちゅう・鎧を着ていますこの方。
嵐の夜に、海でお祈りをしています。
そうです、あの、源義経です!
珠洲の先端、珠洲岬には、源義経の伝説の中で、
この珠洲の岬で身を隠したとされる
「よしつねのふなかくし」
という場所があります。
敵から逃れるためにここに身を隠した義経が、
カミサマに「嵐を止めて!」とお願いをしました。
すると、見事に嵐が止んだのだそうです。

義経は、これはカミサマのお陰だ、と感謝し、
嵐を止めた御礼に、と、
大事な笛をカミサマにお譲りしました。
その姿にいたく感激した一人の家来がいます。
そうです、この家来こそが、ひたちぼう・かいそん。
それから数日後、かいそんは・・・

みほすすみのみこと:
「あなたが仕えている武将さん、義経どのは
大事にしている笛を私たちにくださいました。
あなた方はこの場所をとても大切にしてくれています。
御礼に、この貝を差し上げましょう」
この九穴の貝(きゅうけつのかい)は、
不老不死の貝といわれています
かいそん:
「まことにかたじけない!喜んでおひきうけする!」
と、かいそんは、この貝を食べて不老不死となり・・・

この山をまもる“やまぶし”となって、
山を守りながら、ここに住む人たちに、義経のお話を伝え続けました。
「源義経は、珠洲のご縁を大切にしていた」と。
…
という、常陸坊 海尊にちなんで、
「山伏山」と名付けられた、と伝えられています。
それから数百年が経ち、
あの日が、やってきました。。。

2024年の元日。
年の初めのめでたい日に、
この場所を、大きな大きな揺れが襲いました。
今まで見た事もない揺れ。
海の側では、大きな波が町を飲み込んだところもありました。
余りに大きな大地の揺れに、海も自分を止められませんでした。

でも、この町の人たちはとても強かった。
周りに声をかけて皆で一緒に、波から逃げました。
町がボロボロになっても、
皆がそれぞれ、崩れた家や道を片づけ、
助け合って、元の豊かな姿を取り戻そうとしました。

数か月が過ぎ、夏になると、
命を落とした人たちに、祈りを捧げました。
珠洲の町のシンボル「見附島」も、
この大地の揺れで大きく姿かたちを変えました。
だけど、この町の人たちへの想いは変わりません。
見附島:
「この町の人たちがまた、笑顔で暮らせますように」
そう思いながら、皆を見守っています。
…
しかし、自然は、この町の人たちに、容赦していませんでした

何という事でしょう・・・
秋になると今度は、かつて経験したことのない大雨と、
土砂と、木々がこの町を襲うのです。
余りに早い水の流れ、雨の威力に
どうすることもできませんでした。

町の人たちは、重なる出来事に
悔しさと怒りで涙をおさえられません
「地震から立ち上がろうとする能登に
何でまた豪雨が起こるんや!」
「うちらのことここまで苦しめたいんか!」
「一生懸命頑張ってきたんに…ひどい、ひどい!」
皆が、こう思っていました。
「能登には、神も仏も、おらんがか!!」
同じころ・・・

みほすすみのみこと:
「わぁぁぁ~~~~~~~~ん」
「大事な山が、山がぁぁぁぁぁぁぁ」
「ごめんなさい、私は、山も、海も、そして大事なこの場所の人たちも
守れなかった・・・
ごめんなさい、ごめんなさい、本当にごめんなさい
わぁぁぁ~~~~~~~~ん」
たかくらひこ:
「ぼくたちはカミサマなのに、
地球の前では、何て無力なんだ・・・」
人々と同じように、たかくらひこ、みほすすみもまた、
悲しみに暮れていたのです。

元日の大きな揺れではへこたれなかった人々が、
秋の大雨では、心までも大きく傷つきました。
それは、二人の神様も同じだったのです。
ボロボロになった町の姿に、
誰も元気を出すことが出来ません。
来る日も来る日も悲しみと虚しさが襲いました
そんな姿を見て、
1人の山伏が
「このままでは、みんながダメになってしまう!」
と、立ち上がるのです!

かいそん:
「誰か~~~~~~~~~~~
誰か=~~~~~~~~~
この町を、珠洲を、助けてくれえぇぇぇぇ!!!!
能登を、助けてくれ~~~~~~~~~~~!!」
かいそんは、法螺貝を吹きました。
この音が、誰かに届くように、必死になって吹きました。

珠洲の港にある大きな岩。
獅子の横顔に似ている事から「獅子岩」と呼ばれています。
この場所は、元日の大きな揺れで、
大地が盛り上がり、大きな岩場が広がりました。
獅子岩:
「ん??何だこの音は・・・
これは、山伏・かいそんの法螺貝!
…ふむふむ、そうなのか!カミサマ達も苦しんでいるのか!」

獅子岩:
「私はかつて、たかくらひこの御使いをしていた。
とてもかわいがってくれた。
だけど、岩になってうごけなくなってしまった。
それでも、カミサマはこの町を見守ってくれていた。
なのに私は、岩のままで何も出来ない!
でも、今度こそ、カミサマの役に立つ!
町の人たちのちからになりたい!
私は、獅子だ!!かいそん殿と一緒に叫ぶ!」

獅子岩は、大海原に向かって叫びました
獅子岩:
「(ガオ~~~~~~~~(雄たけび))
日本海の海の神様たちよ~~~~~~~~!!!!!!!
お願いだ~~~~~~~
この町の人たちを助けてくれ~~~~~~~~~~~~
能登を助けてくれ~~~~~~~~~~~~
この土地の神様を、助けてくれ~~~~~~~~~~~」
すると・・・

何と、目の前に、4人の海の守護神が現れました!
海の守護神
「獅子岩よ、私達を呼んでくれたのだな
揺れにも耐えてよくがんばった。
よし、お前の叫び、受け取ったぞ。
この町の人たちと神々を全力で護る!」
海の守護神たちは、
町の人たちが元気で居られるように、
姿を変えて、町に降りました。

そうです!夏祭りの、大きな大きなキリコになって、
町の人たちを照らしたのです。
年に一度の、この町の夏祭り。
皆で町を、盛り上げました
ヤッサーヤッサー!
ヤッサーヤッサー!
祭りばやしに合わせて、海の守護神が宿ったキリコは、
担がれて町を歩きます。
海の守護神:
「皆が元気になるように!ヤッサーヤッサー!
皆はひとりじゃない!我々も一緒になって生きて行こう!
ヤッサーヤッサー!」
夜通し、お囃子が、この町に響きました。。。

獅子岩:
「もうすぐ朝がやってくる。
たかくらひこさま、みほすすみさま、
これからは、私達が、あなた様と一緒になって
この町を守っていきます
2人だけではありません。沢山の神様が
この町をこれから、まもってくれます。」
獅子岩は、
いつのまにか、御使いをしていたころの
立派な獅子の姿に戻っていました。
ひたちぼう・かいそん:
「ということなんじゃ。
この町は今、あのころよりもたくさんの
神さまがおる。
町の復興をおうえんしているんだ。
私も、山伏としてこの町をまもっていく。
皆も是非、またこの町に遊びに来て欲しい」
と、ひたちぼう・かいそんは今、
『山伏の語り部』となって、
この町のことを、語り続けているのです。
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何卒、何卒!!
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