HSC(不登校)
ひといちばい敏感な子どもたち(HSC)の「やってみたい」を叶える
みんなの応援コメント
ノリさん
2024年3月31日
応援してます
たの
2024年3月31日
みんなで楽しめますよーに!
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親子塾と出会った子どもたち① ~AO編~
2024/2/7 20:00
AO(中学1年生)
小学校1年生の3学期から欠席が続くようになり、「学校に行かれない僕はダメなやつ。もうどうにでもして」と父に迫る事がありましたが、当時の私(母)は頭が真っ白になるだけで何もできませんでした。
3年生になっても状況は変わらず、学校の先生に相談する中で支援級の入級に向けて精神科で思春期外来を受診すると、震える小さな声で「先生、お母さん、僕は病気なの?」と言いました。その言葉にハッとしたものの、何も言えないまま時間が経ち、3年の終わり頃には学校に行こうとすると嘔吐くようになり、ついに家のドアを開けられなくなって、毎日サッカーに明け暮れていた子が外に出なくなりました。
私自身が苦しくて親子塾に駆け込み、そこから自分自身と向き合うようになりました。程なくして息子も親子塾に通い始めました。当時4年生、安心して自分でいられる場所であることがわかると、少しずつ外に出始め、いろいろな挑戦をする中で、みるみる元気になっていきました。
「今が一番楽しい」「学校に行かれないのは悪い事だと思っていた」
「息が苦しくなったのは、やりたい事をやっていなかったからなのかな」
と話すようになり、毎日のようにミツさんの送りで途中買い物をしては嬉しそうに帰ってくるようになりました。
5年生の時には親子塾の時間が出席扱いとなり、担任の先生が毎週のように親子塾に来て卓球をしたりカードゲームをしたりして、今の自分が認められている事を感じたようでした。校長先生の配慮で小学校の卒業式はここ親子塾で行われ、卒業証書を受けとった本人の口からは自然に「ありがとうございます」という言葉が出て、涙が込み上げてきました。
今では父ともテレビの前に並んで座り、ゲームについて語ったり教えあったりしています。親子塾では仲間と自転車でどこまでも遠くに出掛けて行き、欲しい物を求めてお店を回ったり、食べたい物を作って食べたりと、自立に向かう日々を送っています。そんな姿を見て、この先の彼の人生で何が待っているのかを楽しみに見守る今の私がいます。
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