アフリカの障害者支援
アフリカのモザンビークで障害があっても無くても安心して生活できる社会を作りたい!
みんなの応援コメント
naho.ume
2024年10月13日
せっきーさんの熱意、素敵です! モザンビークの皆さんのより良い人生につながりますように!
こばち
2024年10月13日
少しでも力になれば幸いです
FOR GOOD
プロジェクト実行者が支援金を全額受け取れるよう、支援者さまからのシステム利用料(220円+決済手数料5%)により運営しています。
リタさんとのインタビューで考えたこと3
2024/9/8 07:35
リタさんとのインタビューで感じたことの3つ目に「学校教育に対する信頼の強さ」があります。より広くは「権威に対する妄信」という風にも言えるかもしれませんし、「他の人と同じことをしていればそれほど悪くはならないだろう」という心理かもしれません。私たちの幼稚園の保護者さんにも、自分の子どもを「他の子と同じようにして」ほしいそして小学校へ行かせてほしいと期待する方がいらっしゃいます。こうした考え方がモザンビークでは一般的です。日本でもそうかもしれません。そうした保護者に対しては、「この子がこの子らしく無理せず成長できるように、一緒に伴走しましょう」ということを伝えています。他の子どもとの比較ではなくその子自身を見るという考え方が少しずつですが浸透してきたかなと思うときもあります。あくまでも私たちの幼稚園の保護者だけの話ですが。
日本では不登校という形で一部の子どもの学校からの離脱が進んでいます。様々なフリースクールや通信制学校や放課後等デイサービスの活動が現れており日々勉強させていただいています。
私たちが障害児の教育に向き合っているのは、その人がその人らしく生きるとは何なのか、何を学ぶべきなのか、何を身に付けるべきなのかを実践的に理解するためです。この意味において「障害がある人」というくくりではなく、障害がある人も無い人も対象として捉えています。もっと言うならばモザンビークやアフリカや日本という国や地域を超え、時代性も超えた普遍性を持つ問いに取り組んでいます。
イメージしているのは、昔の貴族や王族に哲学者が家庭教師としてつくような感じです。アレキサンダー大王の教育に哲学者のアリストテレスが携わっていたような。一人の子ども(別に子どもである必要はないのですが)の教育に一流の知性が全面的に関わる。そうした教育活動が実現可能になる時代はすぐ来ると思っています。教科の学習だけならば以前から一流講師のビデオを見る形式のものがありましたし、今ではアプリを使えばどこでつまずいているかも分かります。
これは今回のクラウドファンディングで資金を募っているわけではないのですが、将来的には幼稚園から大学までの教育機関を設立しようとしています。次は小学校か中等学校です。この教育機関は既存の学校教育の枠をはみ出た子どもが対象です。様々な先行事例を参考にしつつ、本人の興味関心を自由に伸ばせるような場所作りをモザンビークでしようと思っています。
途上国の教育課題というと、より多くの子どもが学校へ行けるようにと就学率を上げることに視点が向きがちですが、当たり前の話なのですが量だけではなくて質も重要です。特に都市部では様々な特色を持った私立の学校が運営されています。今のところ人気なのは、外国からの駐在員の子弟を主な対象としたインターナショナルスクール、現地の準富裕層を対象にした英語でのカリキュラムを特色とした学校、教科学習をガシガシやらせるような学校などです。
「一人を大切にする教育」って何なのかなと考えながら今は勉強を進めているところです。
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