アフリカの障害者支援
アフリカのモザンビークで障害があっても無くても安心して生活できる社会を作りたい!
みんなの応援コメント
naho.ume
2024年10月13日
せっきーさんの熱意、素敵です! モザンビークの皆さんのより良い人生につながりますように!
こばち
2024年10月13日
少しでも力になれば幸いです
FOR GOOD
プロジェクト実行者が支援金を全額受け取れるよう、支援者さまからのシステム利用料(220円+決済手数料5%)により運営しています。
幼稚園で働いているマルシア先生のインタビュー
2024/9/9 10:00
今日は幼稚園で働いているマルシア先生のインタビューです。
子どもとの日々の活動はマルシア先生が中心になって実施しています。
経験が豊富でとても頼りになる人です。
日本の皆さんへのメッセージ動画です
1988年にイニャンバネ州のマシシで生まれました。両親と3人の姉妹と一緒に育ちました。
5歳ごろに首都のマプトへ引越しました。両親が首都で仕事を探すためです。母親は郵便局で、父親は家具屋での仕事を得ることができました。
公立の学校で高校までの課程を修了してからモザンビーク教育大学に入学しました。教育心理学の特に障害がある子どもの児童心理学を学ぶコースで勉強しました。子どもが成長する様子を見るのが好きだったからです。また新しく開講されたコースで大学入学時に1期生になれたのでそういう点も気に入ったのでそのコースを選びました。
卒業後はまず公立の幼稚園に勤めました。一年ほど勤めましたが職場の雰囲気があまり合わないというか少し変化に乏しいように感じたので転職しました。その後は10年ほどいくつかの私立の幼稚園で勤めました。並行して大学院の修士課程で研究も行いました。「教師の態度が子どもの発達にどう影響を及ぼすか」について修士論文を執筆中です。
コロナが始まった時に勤務先の幼稚園が閉鎖されて解雇されました。よい機会だからと自分の幼稚園を開園する準備を進めていました。資金的なサポートを得るために様々なところに働きかけていた折、大学院時代の同級生(大学教員)にタクローを紹介されて今の幼稚園で働くことになりました。現在は私たちの幼稚園での活動に情熱をもって取り組んでいます。
私たちの活動はモザンビークにとって非常に重要です。彼らに焦点を当てることでモザンビーク社会における教育観を大きく変える可能性があります。障害がある子は教育現場で無視されることが普通です。モザンビーク政府による障害児教育の活動の多くは文章の作成やワークショップやセミナーなどで、実践は非常に少ないのが現実です。インクルーシブ教育を提唱して障害児を受け入れる幼稚園で働いた経験や様々な教育機関を見学したこともありますが多くの教育機関では障害児は単に座っているだけです。あきらかに何らかの介入が必要なのにも関わらずなにもなされない教育現場がほとんどです(注)。障害がある子どもも一人の子どもとして教育を受ける権利があります。
私たちの幼稚園が行っている活動はモザンビークにおいて画期的です。全ての子どもを大切にする教育の考え方やメソッドをもっと広めたいです。ご支援いただきましてどうもありがとうございます。
注)マルシア先生が見た範囲ではこうした状況ですが障害児教育に真摯に取り組んでいる教育機関もあります。
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