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2025/12/19 07:00
【九か月ぶりの能登入りー三日目】
16日(火)早朝は晴れ、そしてやっぱり曇って雨がぱらつく午前中。
昨日と同様に起きだしたぼくは一人でまた散歩。
昨日より冷え込んだ早朝の甲は、海岸線に出ると海水から靄が立ち上って、そこに朝日が反射してとてもキレイ。
これは!
と前日、克仁さんに教えてもらったように海岸線を歩き出したぼく。
海の向こうに広がる能登島の後ろに立山がど~んと見えるんだって。
テクテクと海岸線を歩いていくと、雲の切れ間から朝日が海面に降り注ぎ。
その後ろに能登島が広がり、その後ろには雪をかぶった山脈の姿がはっきりと。
「ホントだ!」
ってしばらくみとれていました。
帰り道の甲の海は鏡湾とよばれるだけの静かな海。
そこに靄と朝日がキラキラと降り注ぎ。
その周辺には黒い能登瓦をいただいた家々が並ぶ能登の風景。
たぶん、日本の原風景なんだろうなって光景が続いていきます。
でも、その中には崩れたままの建物が数件。
そして、圧倒的に増えた空き地。
そう、震災後倒壊していた建物たちのほとんどは撤去され、街並みには空き地が増え、櫛の歯が落ちるようにスキマができているのデス。
いくつかの新築の工事は始まっていたけれど、甲でも能登でも、今、復興は一人ひとりの住居という意味でもばらばらになりつつあって。
土地もあり、家を建てる資金があり、建てる意思がある人もいれば。
土地を失い、土地探しからスタートしなければいけない人もいて。
補助がいくら入ると言っても高齢化が進む中で、自分たちのために家を建てることに躊躇する人もいて。
それぞれの立場に寄り添った形が必要なんじゃなかろうかととても思う。
いつまでに解体しないと助成しない。
いつまでに家を建てないと助成しない。
ではなく。
そして、家だけで人はそこに住めるわけじゃない。
交通インフラはどうするのか。
産業がなければ、若者は出ていくしかない。
学校がなければ家族は出ていくしかない。
様々なインフラの要素もまた、考えていかないと、このうつくしい光景はさらに縮小していってしまうのだろうナと思いながら帰りました。
空港までレンタカーで送ってくれるという粂田さんとドライブしていたら克仁さんから連絡が来て戻ると、熟成栗のお土産を頂きました。
取れた栗をチルド室で1か月以上置いたものを熟成栗というそうで。
栗の中のでんぷん質が糖に代わっていく工程で甘みが増していく。
昨日、試しに食べさせてもらった熟成栗はナッツのような甘さ。
「これはうまい!」
って喜んで食べてたらお土産で持たせてくれたのデス。
関忠会へのお土産にしないとね。
またの再開を約束して、粂田さんに送ってもらってぼくは能登を離れたのデシタ。
粂田さんはまだしばらく残って、甲を深堀したいって言ってた。
震災だけではなく、どういう歴史がこの地にあるのか。
人々の生活とこの風景を撮るんだって言ってた。
さて!
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