いつもSENDA-Projectへの温かいご支援と応援をいただき、誠にありがとうございます。
教材のご紹介も、全11タイトルのうち10本目となり、残すところあと1タイトルとなりました。引き続き、ご支援者の皆さまの日々の学びに寄り添えていましたら幸いです。
教材利用期間(3ヵ月間)を返礼品としてご支援をいただいた皆さまは、いよいよご利用期間の終了(2026年10月30日)が近づいております。ぜひこの機会に学習を進めていただき、ご活用いただけますようお願い申し上げます。なお、修了証のダウンロードなどの詳細は、本投稿の後半でもご案内していますので、あわせてご確認ください。
皆さまからの多大なご支援により完成した「子ども虐待とネグレクトについての重要な知識」は、子ども虐待に関する基礎知識を学ぶ全11タイトルのeラーニング教材です。
本日はその中から、「前思春期児の性的行動:前思春期児の性的行動について最低限知っておくべき14の事柄」をご紹介します。
お昼寝のたびに、3歳の子どもが自分のデリケートな部分を触ってしまう。
そんな相談を受けたら、どう答えますか。
これは、教材の症例に登場する母親の悩みです。「うちの子は大丈夫なのだろうか」と、不安になる保護者の方もいらっしゃるかもしれません。
教材では、この行動は年齢相応のものとされています。他の子どもを巻き込まない限りは問題視せずに見守る、あるいは昼寝の際に安心できるおもちゃを持たせるなどして気をそらす、といった対応が示されています。
子どもに見られる性的行動のほとんどは、発育段階に相応なものです。その多くは性的な欲求によるものではなく、気持ちを落ち着かせたい、好奇心、疲れ、かゆみ、関心を引きたい、といった理由で生じます。教材では、未就学児(2〜5歳)の25〜60%に、性器に触れる、他の子どもの性器を見る、などの行動が認められたと報告されています(教材内で紹介されている研究によるデータ)。
一方で、「正常な行動」と「懸念すべき行動」は、はっきりと二分できるわけではなく、連続しています。相手に強要する、注意を逸らしても止まらない、時間とともにエスカレートする、関わった子どもが苦痛を感じているといった場合には、教育的な指導にとどまらず、専門機関への紹介を含めた対応が必要になります。また、虐待やネグレクト、DVなどの小児期の逆境的体験は、子どもの性的行動の増加と関連しているとも指摘されています。
本教材では、「何が年齢相応で、どこから懸念すべきなのか」を見極め、適切に対応するための14の事柄を、具体的な場面とともに学びます。本教材は米国で開発されたもので、数値は教材内で紹介されている研究に基づきます。何を「正常」とみなすかは、文化や見る人によっても異なるという点も、教材の中で取り上げられています。
- 「正常な性的行動」という用語が指す行動は、あなたの認識と異なっているかもしれない
- 何をもって「正常」とするかは、誰がみるかによっても異なる
- 性的行動が必ずしも「性的」な力動で生じるとは限らない
- 性的行動とは単に「性的な身体部位に触れること」だけを指すのではない
- 年齢による違い
- 性別による差異はほとんどない
- 性的行動はスペクトラムである
- 未就学児(2歳から5歳)の性的行動:一般的に考えられている以上に、高頻度である
- 学童期(6歳から9歳)の性的行動:一般的に考えられているほど「潜在的」ではない
- 前思春期(10歳から12歳)の性的行動:親密さへの準備
- 状況的要因によって、子どもの性的行動は変化する
- どのような際に、性的行動を懸念すべきであるか
- 子どもの性的行動が侵入的になっている場合、その性的行動は懸念されるべきである
- どのように対応すべきか
■ 教材の特長
- 「行動」と「動機」をマッチングさせる演習: 好奇心、気持ちを落ち着かせるため、かゆみ、関心を引くためなど、具体的な場面ごとに考えられる動機を結びつけ、「性的」に見える行動の背景を読み取る練習をします
- 年齢や発達による違いを整理する設問: 未就学児・学童期・前思春期のそれぞれで、どのような行動が、どのくらいの頻度で見られるのか、男女差はあるのかを、表を使って確認します。あわせて、社会性や認知の発達、環境の変化が行動にどう影響するかも整理します
- 対応の段階を見極める演習: 子どもの行動を「教育的な対応」「教育的な指導・再発防止」「専門機関への紹介」の3つに振り分け、どこから専門的な介入が必要になるのかを学びます
- 親の悩みに向き合うケーススタディ: お昼寝の際にデリケートな部分を触る3歳児の母親の相談や、誤ってポルノサイトを見てしまったことを両親に打ち明けた10歳男児の事例から、保護者がとるべき対応を考えます


子どもの診察に関わる医療従事者はもちろん、保育・教育・福祉など、子どもに関わるすべての専門職の方におすすめの内容です。
教材利用期間中の支援者の皆さまは、以下のリンクから教材にアクセスしていただけます。(ご利用には返礼品として発行されたログインID/パスワードが必要です)
Evidentia Learning 子ども虐待とネグレクトについての重要な知識「前思春期児の性的行動」
◆◆ 教材利用期間(3ヵ月間)でご支援いただいた皆さまへ ◆◆
クラウドファンディングの返礼品(リターン)で教材利用期間(3ヵ月間)をご選択のうえご支援いただいた皆さまは、2026年10月30日をもって教材のご利用期間が終了となります。期間終了後は教材へのアクセスができなくなりますので、これまでに発行された修了証をお持ちの方は、期間中に必ずダウンロードのうえ、お手元に保存いただきますようお願いいたします。
なお、教材利用期間6ヵ月・12ヵ月でご支援いただいた皆さまは、引き続きご利用いただけますので、これまで通りご自身のペースで学習を進めていただければ幸いです。
いよいよ次回は、シリーズ最後の教材をご紹介します。どうぞお楽しみに。
◆◆ 医療機関・自治体・子どもに関わる団体での導入をご検討の方へ ◆◆
SENDA-Projectでは、一人でも多くの子どもたちを守るため、本eラーニング教材の組織単位で導入・活用いただける体制を目指しています。
「院内のスタッフ・職員に研修として受講させたい」
「自治体や関係機関の研修プログラムに組み込みたい」
「組織単位でのグループ運用や導入方法について相談したい」
このようなご要望がございましたら、SENDA-Project事務局(iJapan株式会社)までお気軽にお問い合わせください。組織の規模やニーズに合わせたご提案をさせていただきます。
その他、ご利用に関するご質問・ご相談や、教材をご利用いただいてのご感想・ご意見などがございましたら、ぜひお気軽にお寄せくださいませ。
皆さまからのお声を、今後のSENDA-Projectの活動や新たな教材制作の参考にさせていただきます。
引き続き、SENDA-Projectをどうぞよろしくお願い申し上げます。
SENDA-Project事務局
【お問い合わせ先】
SENDA-Project事務局(iJapan株式会社)
メール:connect@igroupjapan.com