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アートと社会をつなぐ

アートと社会をつなぐ挑戦!ポートランドで学ぶソーシャル・アート実践

サポーター

渡辺望(アーティスト)

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みんなの応援コメント

Aiko

2025年4月30日

応援しています!

el_sur_grande

2025年4月29日

有意義な滞在になりますように!

FOR GOOD

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2025/6/6 07:30

【授業レポート⑧】“ともにつくる”を学ぶ ― Art with Kids: Museum + Community

🏫 授業概要と背景


2025年5月29日、ポートランド州立大学で開講されている授業「Art with Kids: Museum + Community」(ART428/ART528)を見学させてもらいました。この授業は、King School Museum of Contemporary Art(KSMoCA)と連携し、大学生・大学院生が公立小学校の中でアートと教育の交差点を体験的に学ぶプログラムです。


学生たちは、KSMoCAの運営に関わるとともに、プロのアーティストとの協働、Zine制作、展示設営補助、子どもたちへのメンター的関わり、アートと社会に関するリーディングとディスカッションなどを通して学びを深めていきます。


✍️ Zine制作の最終段階


このセッションで行われていたのは、KSMoCAのレジデンスアーティストであるMr. Xavier Pierceに関するZine制作の最終工程でした。学生たちはそれぞれ担当ページを持ち、文章の編集、レイアウトの確認作業を進めていました。制作の終盤ということもあり、子どもたちとの直接的な関わりはこの日、ほとんど見られませんでしたが、制作中のZineには、子どもたちの描いたイラストや語彙解説、作品に対する感想が多く取り入れられており、その表現やまなざしが丁寧に扱われていることが伝わってきました。



🤝 教員と大学院生によるサポート


授業の進行においては、担当教員のLaura GlazerさんとKiara Hillさんが、学生の主体性を尊重する姿勢で全体をファシリテートしていました。彼女たちは完成に向けた作業を見守りつつ、学生の考えを丁寧に聞き出し、判断や工夫を引き出すようなかたちでサポートを行っていました。



また、この日は大学院生のDomさんが学部生の作業をサポートする姿も見られました。教員だけでなく、学生同士の関係性の中にも学び合いの雰囲気がにじんでいたのが印象的でした。



👥 メンターシップの手応え


参加学生のひとりがメンティーとの関わりについて次のように語っていました。


“At first I wasn’t sure how to talk to him. But once I asked about his favorite games and shows, he just lit up.”
(最初はどう話しかけたらいいか迷っていたけれど、「好きなゲームや番組は何?」と聞いたら一気に表情が明るくなったんです)


率直な言葉のやりとりから始まるコミュニケーションが、年齢や立場を超えた信頼関係につながっていく様子が印象的でした。


この日サポート役として関わっていた人物が、制作しているZineはアーティスト紹介ではなく、メンターシップに焦点を当てたものであることを説明してくれました。


“So, we were tasked with making a mentorship zine, so we\'re not working on the artist zine, we\'re working on the mentorship.”
(私たちはメンターシップに関するZineをつくるという課題を与えられていて、アーティストについてのZineではなく、メンターシップに取り組んでいます)


また、学生のひとりは次のように語っていました。


“I made a couple of pages for the don’t worries because there\'s a common concern as to like tattoos or like gender identity or pronouns and then clothes.”
(私は「the don\'t worries(心配しなくていいよ)」というページをいくつか作りました。というのも、タトゥーとかジェンダーアイデンティティ、代名詞(性自認に応じた呼称を尊重するための言葉。例:she/her、they/them、he/they など)、服装などについて心配する声がよくあるからです)


📝 まとめ


Zine制作においては、プリントアウトされたページが教室内に貼り出され、全体の構成や流れを視覚的に確認する姿も見られました。最終的な完成に向けて、学生たちは細かな調整を重ねながら全体の仕上がりを見渡していました。


この授業に参加して感じたのは、学びとは知識を蓄積するだけでなく、他者と関わりながら手を動かし、実際に“つくる”という行為の中で深まっていくということでした。大学生と小学生、アーティストと教育者、それぞれの立場や年齢を越えて交わされるやりとりには、想定を超える視点や発見があり、言葉では拾いきれないような学びの豊かさが存在していました。


Zineをつくるという一見小さな行為の中に、観察する力、聞く力、伝える力、そして誰かと何かを一緒に作り上げるという協働の感覚が宿っていたように思います。子どもたちの素直な視点や反応は、大人の私たちにとっても大きな刺激となり、それぞれの表現や発言に対して「どう応えるか」を真剣に考えさせられる時間でした。


KSMoCAというユニークな場で、「美術館が学校にある」ことの意味を身体で体感しながら、知識と経験が自然に結びついていくこの授業は、アートと教育の新しい可能性を実感させてくれるものでした。そこには、つくることの喜び、人と関わることの楽しさ、そして学びが“生きる力”と結びつく感覚が確かに存在していました。


「Art with Kids: Museum + Community」は、教育とアートの境界を越えて、子どもと学生、教員とアーティスト、それぞれの視点が出会いながら新たな学びの形をつくる場であると感じました。知識と実践、つくることと考えることのあいだに立ち、共に関わりながら形にしていくこの授業のプロセスそのものが、アートと教育の未来を探る手がかりとなっていると思います。


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3,000

ちょこっと応援プランA

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リアルタイム体験プラン

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✨ 帰国後のリアル報告会へ優先的にご招待
✨ 現地からのリアルタイム報告&質問会(Zoom)にご招待

※報告会は7月(東京)を予定しております。

支援者7人

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リアル報告&体験プラン

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※報告会は7月(東京)を予定しております。

支援者7人

お届け予定2025-05-14

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20,000

Zoom個別相談プラン(60分)

アーティストとしての知見や経験を1対1で共有します!

助成金申請ノウハウや、持続可能なプロジェクト構築の方法など、あなたのニーズに合わせたアドバイスを提供します。

💡 アーティスト向けサポート
- 助成金獲得のリアルなノウハウ
- 海外レジデンス経験から学んだ視点
- 子育てしながら創作を続けるための工夫
- プロジェクト企画や運営に関するアドバイス 等

🏫 教育関係者(学校現場や地域教育との連携に関心のある方)向けサポート
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- 子どもとの共同創作の手法
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🏢 企業・法人様向けサポート
- コミュニティ連携を活かしたプロジェクト立案
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🌟 個別相談のポイント
・相談テーマは自由!「ただ話がしてみたい!」という方も大歓迎です。
・資料提供もOK:必要に応じて、アドバイス資料を後日お送りします。

※「リアル報告&体験プラン」の特典が付きます。
※日程は7/1以降、個別調整のうえで決定します。

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50,000

継続サポートプラン

伴走型のサポートで、プロジェクト成功を目指します!

✨ Zoom個別相談 2回(各60分)
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✨ 支援者の活動をウェブやSNSで紹介(希望者のみ)

🌟 提供するサポート
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- 地域社会や企業と連携したアートプロジェクトの実現方法 等

※教育関係者・企業・法人向けサポートも可能です。ご希望の場合は、「支援者への質問(任意)」へご記載ください。
※日程は7/1以降、個別調整のうえで決定します。
※「リアル報告&体験プラン」の特典が付きます。

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プロジェクトサポートプラン

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※教育関係者・企業・法人向けサポートも可能です。ご希望の場合は、「支援者への質問(任意)」へご記載ください。
※日程は7/1以降、個別調整のうえで決定します。
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200,000

「星の箱」特別体験プラン(最大10名)

アートと社会をつなぐ特別なワークショップ
「Nomadic Stars Project」(星の箱ワークショップ)を開催!

🌠 星の箱を制作し、地上に星空を描くプロジェクト体験
🌠 アーティストトーク&プロジェクト紹介
🌠 ワークショップ終了後、星の箱を持ち帰り

※最大10名
※開催場所に別途、往復交通費と宿泊費をご負担いただく場合がございます。
※日程は7/1以降、個別調整のうえで決定します。詳細はご相談ください。

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350,000

「星の箱」特別体験プラン(最大20名)

アートと社会をつなぐ特別なワークショップ
「Nomadic Stars Project」(星の箱ワークショップ)を大人数向けに開催!

🌠 星の箱を制作し、地上に星空を描くプロジェクト体験
🌠 アーティストトーク&プロジェクト紹介
🌠 ワークショップ終了後、星の箱を持ち帰り

※最大20名
※開催場所に別途、往復交通費と宿泊費をご負担いただく場合がございます。
※日程は7/1以降、個別調整のうえで決定します。詳細はご相談ください。

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しっかり応援プランB

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支援者12人

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支援者1人

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100,000

どーんと応援プランE

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