持続可能なコーヒー
小さな農家が報われる!農家と自然を守る、コーヒーの新しい仕組みをつくりたい!




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2025/6/2 13:00
【100万円台突破🔥】生産地レポート第1弾 - エチオピアとコロンビア比較編

こんにちは!コーヒー流通を1から考え直す大西かつき(以下、かっちゃん)です!
皆さんのおかげさまで、100万円の大台を突破することができました...!🔥
本当に心強い応援をありがとうございます。
そしてあと14人で、支援者数が100人となります!
次の目標は6月18日までに200万円突破です。達成には1日あたり6.25万のペースでご支援いただく必要があります。(かなり険しい道です。)
引き続き応援いただけますと幸いです!!🔥
今日からできるだけハイペースで、活動報告を上げていきます!
記念すべき1本目の今日は「産地の様子(エチオピアとコロンビアの比較編)」をお伝えしようと思います。
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(その前に、気になる方へ。前提として...)
そもそも今回、エチオピアとコロンビア、2カ国の小規模農家さんから生豆を調達します。そして、その流通経路も国によって異なります。
エチオピアには、僕が3年前からお世話になっているスーパー農家さんがいて、彼らが小規模農家も巻き込みながらコーヒー革命に取り組んでいます。だから、そのスーパー農家さんが組み上げたサプライチェーンを活用して小規模農家さんから豆を輸入します。
一方のコロンビアには、ダイレクトトレードを行うような力のある農家さんは存在しません。だから、0からサプライチェーンを組み上げることに挑戦しています。(今回は設備投資をせずにテスト的な運用です。)
どちらにしても、現地パートナーの存在は必要不可欠です。いろんな方法で現地との連携方法を試すことで、メリットとデメリットを実務ベースで洗い出すという狙いがあります。
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少し横道に逸れてしまいました。
↓本題の「エチオピアとコロンビアの比較」について書いていきます↓
そもそも大陸から違うこの両国なので、違いしかなくて、切り口次第では無限に書けることがある気がするのですが、今日のところは「両国の課題」についてお話できればと思います。
(あくまで僕の実体験ベースの話なので、客観的な指標とのずれがある可能性があります。)
主な課題
コロンビア:格差・内戦
... コロンビアは「エストラート」という居住地域別の階級が存在しています。そのため、高エストラートの場所は比較的治安がいいのですが、低エストラートの場所は衛生的にも治安的にも乱れています。そのため国内での経済格差が課題のように見えました。
... また、コロンビアでは内戦の歴史があり、実情としてはまだ終結には至っていないようです。実際、僕が訪れた農家さんもほとんどゲリラによって農園が荒らされてしまった過去がありました。農家さんに「今までの困難を教えて」と聞くと、十中八九「内戦・ゲリラ被害」の話をしてくれます。
エチオピア:絶対的貧困・医療アクセス
... エチオピアは「絶対的貧困」の層が多いように思いました。トイレや布団を見ると、やはり暮らしのインフラはエチオピアの方が整っていない感じがしました。(コロンビアではある程度、都市から近め(車で30分〜2時間以内)の農園に訪れることが多かったと言うのも理由の1つかもしれません。)
... また、貧困が理由で医療アクセスが限られてしまったり、銀行口座を持っていない人が多かったり、という副次的な課題から抜け出すことも難しそうでした。
... とはいえ、紛争の課題ももちろんあって、僕が渡航した時期は「ティグレイ紛争」で北部への渡航はできなかったし、南部でも武装集団が多くて渡航断念した地域もありました。
共通の課題
①コーヒー経由の収入がかなり低い。
... コロンビアの方が、若干インフラが整っている様子が見受けられたのですが、小規模農家さんのコーヒーによる年収は10万円未満でした。(推定8.6万円ほど)
... 都市に近い農家さんは兼業しながらなんとか自分たちの土地を守ったりもしていました(かなり土地への思いやりが強いみたいでした)が、都市から離れている農園では、そのようなアクセスがなさそうな人たちも多くいました。
②降雨量が圧倒的に減っている。
... エチオピアでは雨が降らなすぎて歩いている牛がガリガリだったり、コーヒーの収量が激減していました。
... コロンビアでも同じように雨が降らない課題を抱える農家さんばかりでした。しかもコロンビアの場合は、森を開拓してパイナップルの植え替えをしてしまう地域があり、雨水をうまく涵養できず、水が枯れてしまい確保できない状況に陥っていました。
やはり、コーヒー農家さんを「自然資源の管理人」と見て、持続可能な農業に対価を払うことで「経済的な課題」と「環境的な課題」を両輪で解決しなければいけないと感じたのです。
そのためには、今のサプライチェーンを1から考え直して、農家さんのインセンティブ設計〜販売方法や売値の設計までを再考する必要があると思います。
今回のプロジェクトは、その初めの1歩です。
ぜひ、応援いただけますと幸いです!!!
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