古く美しい集落の暮し
信州奥蓼科の入口/茅野市湖東に暮らすように泊まる「笹原暮らしりゅうの家」を作る
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2025/11/17 09:22
2025年11月17日のご報告。
おはようございます。
建築工房藁の大工、小池さんが腕組みをして、隠居屋をじいーっと眺める姿から始まるりゅうの家の朝です。
「建具やさんが苦労しないように」と、窓枠の段階ですべてのゆがみを吸収しようと苦心してくださっており、まるで、隠居屋の内外にもう1枚ずつ矯正壁が張られるよう。
部屋も3重の冬着仕様で体型補正という感じです。

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例のトコも、こんな風に、漆喰前の木摺りが張られています!この段階でアート作品のようです。緻密で美しい手仕事に毎朝息をのみます。(小池さんがお仕事をあがる5時は、もう暗くて見ることができないから、朝が感動タイム)
素人のわたしがエイヤと片付ける断熱とか床張とは全然違う世界。完成後は見えない奥までじっくりと味わって滞在してください。

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細部に神がいる!

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これは、西側です。


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写真上の玄関前に置かれている風呂桶が、いつ設置されるのかな?というのが、笹原のみなさんが気にしてくださっているところのようで、皆さん自動車で通り過ぎる間によく見ているなあと感心するのですけれど…薪風呂の築炉は現在こういう風になっています。塗っては乾くまで「待つ」のが左官さんお仕事に流れる時間だということ、いろんな時間が並行して関わり合いながら進んでいます。
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あっという間に月が経ち、久しぶりのご報告はいろいろあります。

りゅうの家ととなりの水聴庵ときどころの土地の手入れを始めました。
立冬には「庭屋息吹」さんによる、庭の「見立て」を行いました。
土地の水、空気、光などの流れを読み解いて、どのようにそれらを通していけるかの検討とアドバイスをいただきます。
絢子が仕事で向かい合う人間の身体と同じく、土地にも経絡があることを実感しました。

突如始まったミニミニ環境再生ワークショップ!
北の庭の水脈を追いかけ、水がしみこんで流れていくように、溝を掘って土地の木や笹の葉を敷きました。

これから見立ての報告書をいただきます。
春に向けて土から建物から生き還していきます。例えば、手を入れて、枯れ葉を落とすだけで、光の通り道ができるのです。そうやって滞りを流していきます。
ゆっくりの進みですが、どうか温かく、見守ってください。
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