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2025/2/27 23:55
ハヤートナ活動報告②【足が棒になる幸せ】

皆様、こんばんは。ハヤートナの藤永香織です。
なかなか活動報告を更新できずにいるうちに、たくさんの方からご寄付と応援をいただいていて、とても嬉しかったです。本当にありがとうございます。
ラマダン(断食月)が近付いてきましたが、それは同時に、停戦が第2段階に無事に進むのか期限が近付いてきたことを意味して、実は少し緊張しています。
そこに乳児7人が凍死とのニュースも聞こえて来て落ち込んでいたのですが、生きている子ども達のためにも気持ちを切り替えて頑張らないといけないですよね。
今日は、「寺子屋のための場所を求めて」の報告です。
マイサ先生の居室を使っての寺子屋は、やはり何かと手狭で、どうにか場所を見つけたいなと思っていました。
でもなかなか見つからない・・・。
「子ども達のためなら好きに使って良いよ~」とお声がけはいただくのですが、壁が派手に吹っ飛んでいたり。。
修理の目途が立たず悩んでいるうちに、テントから移りたいという人達が現れ、そちらを優先してもらい、話は流れました。
停戦が発効されて人々の移動が始まると、空きガレージの話がちょこちょこ入ってくるようになりましたが、以前避難生活を送っていた人達が「ラファに戻ってはみたけれど、とても住めそうもない」と戻ってくるようなケースも多く、なかなか決まりません。
トイレもないガレージは、「徒歩30秒の距離にある学校のトイレを使えば問題ない」と言われたのですが、子ども達にはトイレ遠すぎ…と悩んでいるうちに、「自宅は完全に破壊されていてダメだ」と戻ってきた家族が生活を始めてしまいました。
息子達は「毎日歩き回って、足が棒のようだよ」と笑います。
日本でふんぞり返って「今日も見つからないの?」と威張っていた母(私)は、ちょっと申し訳なくなりました。
「ごめんね・・・」
「大丈夫だよ」と笑って、息子達がその後に言った言葉が忘れられません。
「僕達は、あのまま死ぬんだと思ってた。殺される順番が来るのを待つだけのような毎日だった。それに比べれば、子ども達のために足を棒にできる今が、本当に嬉しいんだ」
こんな言葉を聞くと、あの日々に耐えた様々な感情が蘇って、私は体が硬直したような気持ちになります。
あんな想いは2度としたくない。あんな日々が2度と起こりませんように。
そして慌てて、子ども達の笑顔を思い浮かべ、気持ちが柔らかくなるのを待つのです。
まだまだ生活環境が厳しい中で動いてくれている息子達。
彼らを急かすのは厳禁、と自分に言い聞かせて、焦らず探してもらおう、と決めました。
そうしたら、、、ご縁が!!! ~続く~
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