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2025/4/14 00:46
ハヤートナ現状報告【訃報と息子の叫び】

寺子屋の様子を聞くのは楽しいのですが、現実には彼らは激しい攻撃下にいるわけで。
訃報も飛び込んできました。
マッスーシーはサッカー少年だったのですが、お世話になったコーチが避難していたテントを攻撃され、妻と3人の息子と共に命を奪われたのだそうです。
「かろうじて娘だけ助かったらしいよ」とマッスーシーの涙ぐんだ声。
「どうして? コーチはなぜ殺されなきゃいけなかったの?
ガザに生まれたというだけで、なぜ僕達はこんな目に遭わなきゃいけないの?」
「どうして僕達は、ママたち世界中の人たちのような明日を考えられる人生を送れないの?」
私には、彼の涙声を聴くことしかできなかったです。謝ることしかできなかった。
国際社会は、息子の問いにきちんと答えてほしいです。
3月30日。ラマダンが終わりました!
イスラエルがガザへの物資搬入を中断させてからもうすぐ1ヶ月。
水はまだ何とか手に入りますが、食材は日に日に乏しくなり、肉類は早くから姿を消しています。
最も値上がりが激しいのはガスなどの燃料系だとのこと。
息子達もガスは諦めて、薪を使っているそうです。
そのため、ファラフェルを買う人達がまた増えてきています。
状況は悪化していますが、それでも、ラマダンを無事に終えたことにホッとしました。
相変わらず激しい攻撃に寝不足ですが、息子達の声はアイードを迎えて少し明るいように感じました。
町の様子を聞くと、ごく一部ながら、新しい服を着ている子もチラホラ見かけるよ~とのこと。
聞けばどこかの支援団体が、子どもの年齢や人数をリスト化して、新しい服を配ったのだとか。
そういえば、ラマダン明けのアイードは子ども達にとっては特別なようで
息子達が幼かった頃、他のアイードや誕生日には何も言わないのに
ラマダン明けのアイードだけは「新しい服・・・」と、毎年毎年
兄弟姉妹全員からの「何とも強~い圧」を受けたことを思い出します。
街中には遊具も出ていますが、遊ぶ子ども達の数はまばらです。
本来なら家族で出かけ、親せきを訪ね合い、穏やかで賑やかな休日の空気に満ちていたはずの日なのに。
ところで、3月30日は皆様ご存じ「土地の日」ですが、息子達は
「土地の日より、新しい服より、今欲しいのは停戦! 今必要なのは停戦!!」
と冷ややかでした。
息子達の叫びは誰にもどこにも届かず、今も攻撃は遠くに近くに聞こえてきます。
毎日のように「停戦案に対してハマスは了承したけど、イスラエルの返答待ち」
翌日には「イスラエルが新条件を提示して、今度はハマスの返答待ち」と
どこか遠くの偉い方々の間では、毎日のように状況が変わっているようです。
が、ガザでは毎日変わらず攻撃が加えられ、今日も誰かが命を奪われています。
個人的には、偉い方々ではなく
「その地で生きていく人」同士で交渉させてほしいです⚡
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