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2025/4/14 02:09
ハヤートナ現状報告【マイサ先生の迷いと決意】

4月1日。3日間のアイードの最終日、マイサ先生と会いました。
連日の激しい攻撃に、彼女の顔にも疲労の色が濃く滲んでいます。
「もし今すぐの退避勧告が出たら
子ども達を安全に避難させるか、確実に親の元へ帰らせる義務がある。
その自信が無いから、明日(4/2)と明後日(4/3)の2日間、 とりあえず
休校にしようと思うの」
通いたいと希望する子供の数は、毎日少しずつづ増えているようです。
それはつまり、ラファからの避難者がまだ増え続けているということでしょう。
そんな中、息子達の地区では
「明日には自分たちも退避を命じられるのかもしれない」
という危機感が漂っています。
「全ての地区に順番に【退避命令】を出して
まだ少しでも人が住める状態の建物を全て破壊するつもりなのではないか」と。
マイサ先生が下した苦渋の決断を聞きながら
その噂が真実味を帯びてくるような寒気を覚えました。
休校にした2日間。週明けの土曜日からはどうするのかな、と悶々と過ごしました。
マイサ先生の決定に従おうと決めていましたが、落ち着きません。
4月4日(金)。息子達のファラフェルを買いに、マイサ先生がやって来ました。
「料金は要らない」と言ったのですが、マイサ先生は
「子ども達のサンドイッチ代を稼がないとね!」と払ってくれたそうです。
そして。
「やっぱり明日から授業をしようと思う。1時間か2時間だけでも。
子ども達が来るかわからないけど、1人でも来るかもしれないなら
先生が教室で待っていなくちゃね」
翌日。4月5日。
マイサ先生が教室で待っていると、子ども達が次々にやってきたそうです。
危険を避けるため授業は1時間か2時間だけ、のはずでしたが
結局は普段どおりの授業となりました✨
当たり前ですが、子ども達は連日連夜の攻撃に怯えきっています。
けれど、教室で友達と一緒に学び、大きな声で答えているうちに
表情も態度もほぐれ活き活きとしてくるのだそうです。
それはほんのひと時のことかもしれませんが、せめてその「ひと時」は守りたい。
必死に子ども達の「いつもどおり」の「ひと時」を守るマイサ先生やサマール先生、息子達も含めた大人達には頭が下がる思いです。
私達ガザの外にいる大人も「できる支援」を続けなくては、と痛感しています。
けれど。4月13日。
息子から、隣接する地区まで「退避命令」が出たと知らされました。
ついさっき、無事とのメッセージが届きましたが、眠れずにいます。
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